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J-GLOBAL ID：202102250304735695   整理番号：21A0215773

[Fe(bpy)_3]2+の低いd-dおよび金属-配位子電荷移動励起状態を記述するためのモデル電子ハミルトニアン【JST・京大機械翻訳】

A model electronic Hamiltonian to describe low-lying d-d and metal-to-ligand charge-transfer excited states of [Fe(bpy)₃]²⁺

著者 (2件)： Iuchi Satoru (Graduate School of Informatics, Nagoya University, Nagoya, Japan) ,  Koga Nobuaki (Graduate School of Informatics, Nagoya University, Nagoya, Japan)
資料名： Journal of Computational Chemistry  (Journal of Computational Chemistry)
巻： 42  号： 3  ページ： 166-179  発行年： 2021年 
JST資料番号： C0111B  ISSN： 0192-8651  CODEN： JCCHDD  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 鉄(II)ポリピリジル錯体のd-dおよび金属-配位子電荷移動(MLCT)励起状態の両方を計算するための簡単な実用的方法を,シミュレーション研究で使用するために提案した。特に,[Fe(bpy)_3]2+のd-d励起状態に対して以前に開発したモデル電子ハミルトニアンを,モデルハミルトニアンの基底関数へのMLCT電子配置を含むことにより,同時に低準位MLCT励起状態を扱うために拡張した。最初の試みとして,モデルハミルトニアン行列要素のパラメータを,ベンチマークとして密度汎関数理論(DFT)と時間依存(TD-)DFT計算結果を用いて決定した。モデルハミルトニアンの性能を調べるために,最低一重項と五重項構造の間の内挿に沿ったポテンシャルエネルギー曲線を,(TD-)DFT計算からのそれらおよび文献におけるCASPT2計算からのそれらと比較した。分子動力学シミュレーションにより計算された電子吸収スペクトルを実験スペクトルと比較した。基底状態構造でのスピン-軌道結合も波動関数に基づくab initio電子構造計算からのものと比較した。結果は,構築したモデルハミルトニアンが[Fe(bpy)_3]2+の低位d-dとMLCT励起状態の両方に関する妥当な情報を提供することを示した。Copyright 2021 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *ハミルトニアン ,  基底状態 ,  *電荷移動 ,  *励起状態 ,  計算機シミュレーション ,  内挿法 ,  一重項 ,  密度汎関数法 ,  ベンチマーク ,  ポテンシャルエネルギー曲線 ,  基底関数 ,  電子配置
準シソーラス用語： 五重項 ,  CASPT2法 ,  行列要素 ,  分子動力学シミュレーション , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 励起状態 ,  鉄ポリピリジル錯体 ,  MLCT ,  モデルハミルトニアン ,  スピン-軌道結合

分類 (1件)： 分子の電子構造  (BH05010Q)

タイトルに関連する用語 (10件)： Fe ,  bpy ,  D-D ,  配位子 ,  電荷移動 ,  励起状態 ,  記述 ,  モデル ,  電子 ,  ハミルトニアン