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J-GLOBAL ID：202102250454274294   整理番号：21A0245938

エアコン暖房運転環境下における霜層の熱物性測定

Measurement of Thermophysical Properties of Frost Layer under Heating Operation of Air Conditioner

著者 (4件)： 福冨翔 (日本大 大学院工学研究科) ,  松浦裕真 (日本大 大学院工学研究科) ,  田中三郎 (日本大 工) ,  佐々木直栄 (日本大 工)
資料名： 日本冷凍空調学会論文集  (Transactions of the Japan Society of Refrigerating and Air Conditioning Engineers)
巻： 37  号： 4  ページ： 423-430  発行年： 2020年12月31日 
JST資料番号： X0662A  ISSN： 1344-4905  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,エアコンの暖房運転時の温湿度環境を再現して,強制対流下で霜層を60分間生成し,その有効熱伝導率(以下,熱伝導率)および密度を15分ごとに測定した.実験時の環境条件は,空間の温度を1.3~1.8°C,絶対湿度を0.0033~0.0036kg/kg(DA),基板付近の風速を2.0~2.3m/s,基板の表面温度を-17.7~-17.2°Cとした.熱伝導率は3ω法を用いて測定し,霜層の成長過程はデジタルマイクロスコープを用いて観察した.霜層の熱伝導率および密度は,生成時間の経過に伴い増加傾向を示し,熱伝導率は0.05~0.14W/(m・K)の範囲であり,密度は55~115kg/m³の範囲であった.それらの増加率は,生成時間が15~30minのときに顕著であり,30min以降は緩やかな傾向に変化した.また,熱伝導率は密度の増加に伴って上昇する傾向を示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *パッケージエアコン ,  *暖房 ,  *層 ,  物理的性質 ,  温熱環境 ,  熱伝導率 ,  着霜 ,  3ω法 ,  *ルームエアコン ,  温湿度環境 ,  *霜層 ,  熱物性 ,  密度測定 ,  有効熱伝導率 ,  熱物性測定
準シソーラス用語： 熱的測定

分類 (1件)： 暖房  (PC02020F)

引用文献 (12件)：

• 1) https://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/202 0html/2-1-2.html (Sep., 2020).
• 2) https://seihinjyoho.go.jp/frontguide/pdf/catalog/2019/catalog2019.pdf (Nov., 2020).
• 3) Agui, H., Ohkubo, H. and Utaka, Y., The 39^th Japan Symposium on Thermophysical Properties, Nagoya (2018), E141. (in Japanese)
• 4) Ohkubo, H., Matsushita, S. and Ikemoto, S., Reducation of Frost Crystal Formation using Micro Machined Surface, Trans. JSRAE, 2014, 31(1), pp. 19- 26.(in Japanese)
• 5) Onishi, H., Mido, S., Tada, Y. and Takimoto, A., Experimental Investigation on Heat Transfer Performance of Finless Flat Tube Heat Exchanger for Refrigerator under Frost condition, Trans. JSRAE, 2014, 31(2), pp. 187-198. (in Japanese)

タイトルに関連する用語 (5件)： エアコン ,  暖房 ,  環境 ,  霜層 ,  熱物性測定