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J-GLOBAL ID:202102250654536211   整理番号:21A0187931

暖温帯地域の異なる発育段階にある2つの林分における果実食性鳥類によるサカキCleyera japonicaの果実除去パターンの違い

Differences in the fruit removal patterns of Cleyera japonica by frugivorous birds in two forest stands at different developmental stages in a warm-temperate region
著者 (2件):
資料名:
巻: 36  号:ページ: 189-201  発行年: 2021年 
JST資料番号: U1643A  ISSN: 1440-1703  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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西日本の温暖温帯地域における二次遷移(二次落葉樹林林分と常緑オークが優占種である常緑樹林林分)による異なる発達段階にある2つの隣接林分における果実食性鳥類によるサカキCleyera japonicaの果実除去パターンを調べた。果実除去速度は落葉樹林林分より常緑樹林林分で有意に高く,一方,サカキ果実と全多肉果樹種の豊度は果実除去に明らかに影響しなかった。しかし,小枝からの成熟果実の消滅パターンに関するデータを用いた混合効果を伴うコックス比例ハザードモデルは,樹冠内の鳥によるサカキの果実除去が,林分間のものと大きく変ることはないことを意味した。サカキの種子分散の時期は,落葉樹林林分と比較して常緑樹林林分で長くなった。常緑樹林林分では,ほぼ全ての果実が樹冠から消失した時期の1月初旬以降にかなりの数の種子が種子トラップ内に見られた。常緑樹林林分では,地上でサカキ果実を頻繁に集めると思われる小動物が絶えず観察された。これらの結果は,林分間の構造属性の違いが鳥集団とそれらの採餌パターンに影響し,これが二次遷移に起因する林分シフトによるサカキの果実除去パターンの変化をもたらすことを示唆した。Copyright 2021 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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異種生物間相互作用  ,  花き・花木 

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