抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文は,多人種共住が長年にわたって実践されてきたシンガポールで,外国人移民がどのように受け入れられているか,地域住民との共住が具体化されているかどうかを検証することを目的とする。シンガポールでは,華人,マレー人,インド人,その他が共に暮らし,その80%以上が公共住宅団地に住まなければならない特質や経験が外国人移民の受け入れに利用され,共住を実現している。しかし,現地調査の検討からは,共住が必ずしもシンガポール人の間で多人種共住を実践してきたように実現されているとは言えないことを明らかにした。共住のためには,少なくとも3つの事が次の通り必要である。多人種共住の経験を単純化せず,過程や経験を詳細に検討し,社会学研究を行って共住が日常生活でどのように展開されているかを明らかにした(翻訳著者抄録)