抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:婦人科腹腔鏡手術中低潮気量通気と肺再張の併用による患者の肺酸素化機能及び動脈血ガスへの影響を分析する。【方法】2018年3月から2019年9月までの腹腔鏡下婦人科手術を受けた患者70名を,低潮気量群(L群,n=35)および対照群(C群,n=35)にランダムに分けた。気管挿管後L群には低潮気量通気を投与し、術中に間欠的に手で肺の復張を行い、C群は通常の換気量通気を行った。両群の患者は入室時(T0),気腹後10分(T1),30分(T2),60分(T3)及び気腹停止後10分(T4)時の動脈血気を測定した。T0-T4群の平均動脈圧(MAP),心拍数(HR),呼気二酸化炭素分圧(PETCO2),気道ピーク圧(Ppeak),気道プラトー圧(Pplat),肺コンプライアンス(CL)および術後換気関連有害反応を観察し,比較した。酸素指数(OI)と肺内シャント率(Qs/Qt)を計算した。結果:L群のT2、T3時のMAPはC群より低く、統計学的有意差が認められた(P<0.05)。L群T3のHRはC群より低く、統計学的有意差があった(P<0.05)。L群のT2、T3時のPpeak、PplatはC群より低く、T2、T3、T4時のCLはC群より高く、統計学的有意差があった(P<0.05)。L群のT1、T2、T3時の二酸化炭素分圧(PaCO2)、PETCO2はC群より高く、T2、T3時のQs/QtはC群より低く、統計学的有意差があった(P<0.05)。術後72時間以内の両群の換気関連不良反応を比較すると、統計学的有意差がなかった(P>0.05)。結論:婦人科腹腔鏡手術において、L通気と肺再拡張の併用は患者の肺酸素化機能を有効に改善でき、肺内シャントを低下させ、内環境安定を維持することができる。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】