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J-GLOBAL ID:202102253172837850   整理番号:21A0294067

歯髄炎症に伴う異所性舌痛におけるマクロファージ媒介Toll様受容体4-インターロイキン-1Rシグナリングの役割【JST・京大機械翻訳】

Role of macrophage-mediated Toll-like receptor 4-interleukin-1R signaling in ectopic tongue pain associated with tooth pulp inflammation
著者 (11件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 1-15  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7329A  ISSN: 1742-2094  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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歯髄炎症に起因する疼痛と異所性感覚異常の存在は確定診断を困難にし,誤診または誤治療を引き起こす。したがって,その分子機構の解明は緊急である。本研究では,歯髄炎症後の異所性疼痛,特に舌痛覚過敏の根底にある機構を検討した。下顎第1臼歯歯髄曝露のラットモデルを用いた。Tooth歯髄曝露誘導熱および機械的誘発舌過敏症を測定し,Iba1に対する免疫組織化学染色,活性マクロファージのマーカー,IL-1β,IL-1型I受容体(IL-1Rガラクトサミン),および三叉神経節におけるtoll様受容体4を実施した。加えて,選択的マクロファージ枯渇剤,Rhodobacter sphaeroides(LPS-RS,toll様受容体4アンタゴニスト),IL-1βまたは熱ショック蛋白質70(Hsp70,toll様受容体4の選択的なアゴニスト)のリポソームクロドロン酸Clophosome-A(LCCA)の注射の効果を検討し,舌過敏症の変化およびIL-1Rガラクトサミンの調節,Toll様受容体4および一過性受容体電位バニロイド1(TRPV1)生合成を検討した。歯髄曝露後1日目に,明らかな歯髄炎症を観察した。歯歯髄曝露誘導熱および機械的舌過敏症は,歯髄曝露後1日から3日まで観察された。活性化マクロファージおよびtoll様受容体4およびIL-1R Ψ発現におけるIL-1βの産生は,歯髄曝露後の舌を神経支配する三叉神経節ニューロンにおいて有意に増加した。LCCAの三叉神経内神経節注入は,舌過敏症を有意に抑制した;しかし,舌を神経支配する三叉神経節ニューロンにおけるToll様受容体4およびIL-1R Ψ発現は,有意に変化しなかった。LPS-RSの三叉神経内神経節注入は,歯歯髄曝露後の舌を神経支配する三叉神経節ニューロンにおける舌過敏症を有意に抑制し,IL-1R Ψ発現を低下した。組換えHsp70の三叉神経内神経節注入は,ナイーブラットの舌を神経支配する三叉神経節ニューロンにおける舌過敏症を有意に促進し,IL-1RI発現を増加させた。さらに,組換えIL-1βのintra-trigeminal神経節注入は,舌過敏症をもたらし,ナイーブラットの舌を神経支配する三叉神経節ニューロンにおけるTRPV1発現を増強した。本知見は,三叉神経節ニューロンにおけるToll様受容体4およびIL-1RI活性化により仲介されるニューロン-マクロファージ相互作用が,三叉神経節におけるIL-1RIおよびTRPV1シグナル伝達を介した歯髄炎症後の異常な舌痛の病因に影響を及ぼすことを示唆する。更なる研究は,新しい治療および診断方法の確立に貢献する。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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歯の基礎医学 
引用文献 (41件):
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  • Pain.; Applicability of the McGill pain questionnaire to the differentiation of ‘toothache’ pain; M Grushka, BJ Sessle; 19; 1; 1984; 49-57; 10.1016/0304-3959(84)90064-2; citation_id=CR2
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  • Clin Neurol Neurosurg.; Oropharyngeal dysphagia in polymyositis/dermatomyositis; C Ertekin, Y Seçil, N Yüceyar, I Aydoǧdu; 107; 1; 2004; 32-37; 10.1016/j.clineuro.2004.02.024; citation_id=CR5
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