抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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【目的】膝関節骨関節炎(KOA)患者における全膝関節置換術(TKA)後の抗骨粗鬆症治療の臨床効果を調査する。方法:2017年12月から2018年12月までに,新郷市センター病院において片側TKAを受けた46例のKOA患者を研究対象とした。患者の手術前後に抗骨粗鬆症治療を行ったかどうかを観察群(n=23)と対照群(n=23)に分け、観察群術前7dに抗骨粗鬆症薬物治療を行い、連続投与12ケ月、対照群患者には抗骨粗鬆症薬物介入を行わなかった。2群の臨床治療効果を比較した。術前および術後12カ月に,視覚アナログスコアリング(VAS)を用いて,膝関節の疼痛程度を評価し,米国西部のOntarioおよびMcMaster大学の骨関節炎指数(WOMAC)スコアを用いて,関節の炎症反応を評価した。Barthelスコアを用いて患者の日常生活能力を評価し,Fugl-Meyerスコアを用いて患者の膝関節運動機能を評価した。術前および術後12か月の腰椎,脛骨近位および大腿骨の遠位骨密度を,骨密度計で測定した。酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)を用いて,2群の患者の術前および術後12カ月の関節液中のインターロイキン-1β(IL-1β),腫瘍壊死因子-α(TNF-α),マトリックスメタロプロテイナーゼ-3(MMP-3)およびオステオカルシンレベルを測定した。結果:観察グループと対照グループ患者の総有効率はそれぞれ82.61%(19/23)、52.17%(12/23)であり、観察グループの総有効率は対照グループより明らかに高かった(P<0.05)。術前2群のVAS,WOMAC,Barthel,Fugl-Meyerスコアに有意差はみられなかった(P>0.05)。2群患者の術後12ケ月VAS、WOMAC採点は術前より低く、Barthel、Fugl-Meyer採点は術前より高かった(P<0.05)。術後12ケ月に、観察グループのVAS、WOMAC採点は対照グループより明らかに低く(P<0.05)、Barthel、Fugl-Meyer採点は対照グループより明らかに高かった(P<0.05)。術前2群の腰椎、脛骨近位、大腿骨の遠位骨密度の比較に統計学的有意差がなかった(P>0.05)。術後12ケ月に、観察群の腰椎、脛骨近位、大腿骨遠位骨密度は術前より高く(P<0.05)、対照群患者の大腿骨遠位部、脛骨近位部、腰椎骨密度は術前より低かった(P<0.05)。術後12ケ月に、観察群の大腿骨遠位、脛骨近位、腰椎骨密度は対照群より明らかに高かった(P<0.05)。IL-1β,TNF-α,MMP-3,およびオステオカルシンの血清中濃度は,術前の2つの群(P>0.05)の間で有意差を示さなかった。術後12ケ月に、2群の関節液中のオステオカルシンレベルは術前より高く(P<0.05)、IL-1β、TNF-α、MMP-3レベルは術前より低かった(P<0.05)。術後12ケ月に、観察グループの関節液中のオステオカルシンレベルは対照グループより明らかに高く(P<0.05)、IL-1β、TNF-α、MMP-3レベルは対照グループより明らかに低かった(P<0.05)。結論:TKAのKOA患者の術前、術後の抗骨粗鬆症薬物治療は患者の骨密度を著しく増加させ、術後の疼痛及び軟骨の炎症損傷を軽減し、膝関節機能の回復を促進する。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】
