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J-GLOBAL ID：202102254030430172   整理番号：21A0454203

社会的受容性アプローチによる高レベル放射性廃棄物(HLW)の地層処分政策の選好要因-市民会議の質問票分析から

Social Acceptance Approach on the Policy Preference of the High-Level Radioactive Waste (HLW) Disposal Policy-Analysis of the Experimental Public Meetings

著者 (4件)： 山田美香 (早稲田大 大学院アジア太平洋研究科) ,  竹内真司 (日本大 文理) ,  松本礼史 (日本大 生物資源科学) ,  松岡俊二 (早稲田大 大学院アジア太平洋研究科)
資料名： 環境情報科学論文集(Web)  (Papers on Environmental Information Science (Web))
巻： 34  ページ： 246-251(J-STAGE)  発行年： 2020年12月07日 
JST資料番号： U2086A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2000年の最終処分法で高レベル放射性廃棄物の地層処分を法制化するが,国民の関心は限定的であり社会的議論形成が求められる。本研究は,市民と専門家による3回の市民会議を実施し,会議前後6時点の時系列の変化を質問票で測定し,社会的受容性の4要因(技術・制度・市場・地域)の影響を考察した。2つの評価分析より,参加市民の政策選好の特徴として:政策選好が一貫する,反対から賛成に変化する,政策選好が変動する,3つのグループが示された。また,政策選好の判断に技術要因と制度要因の間に高い相関性が示された。そして,会議内では否定的に,日常生活を挟んだ会議間では肯定的に評価が変化する規則性のある参加市民も観察された。(著者抄録)

シソーラス用語： 受容 ,  *地中処分 ,  放射性廃棄物処分 ,  *評価 ,  市民参加 ,  *高レベル放射性廃棄物
準シソーラス用語： *高レベル廃棄物 ,  社会的受容性 ,  *政策評価

分類 (1件)： 放射性廃棄物  (MB05000Y)

引用文献 (23件)：

• 1 藤垣裕子(2008)第12章 市民参加と科学コミュニケーション.『科学コミュニケーション論』(藤垣裕子・廣野善幸編編著),pp.239-255,東京大学出版会, 東京.
• 2 藤垣裕子(2019)科学技術社会論からみたリスクコミュニケーション-幅のある情報発信と市民の分断,そしてRRIをめぐって-,安全工学,Vol.58, No.6, pp.419-425.
• 3 Gaede, J., Rowlands, I.H., (2018) Visualizing social acceptance research A bibliometric review of the social acceptance literature for energy technology and fuels, <i>Energy Research & Social Science,</i> 40, 142-158.
• 4 Gregory, R and P. Slovic (1997) A constructive approach to environmental valuation, Ecological Economics, 21, pp.175-181.
• 5 Krutli, P., Flueler, T., Stauffacher, M., Wiek, A., Scholz, R.W., (2010) Technical safety vs. public involvement? A case study on the unrealized project for the disposal of nuclear waste at Wellenberg (Switzerland), Journal of Integrative Environmental Sciences, Vol. 7, No. 3, 229?244.

タイトルに関連する用語 (11件)： 社会的受容性 ,  高レベル放射性廃棄物 ,  HLW ,  地層処分 ,  政策 ,  選好 ,  要因 ,  市民 ,  会議 ,  質問票 ,  分析