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J-GLOBAL ID:202102254587222335   整理番号:21A0878679

マンノシルエリスリトールリピドBはOH伸縮振動変化を介して水溶性化合物カルセインの皮膚透過性を増強する【JST・京大機械翻訳】

Mannosylerythritol Lipid B Enhances the Skin Permeability of the Water-Soluble Compound Calcein via OH Stretching Vibration Changes
著者 (2件):
資料名:
巻:号:ページ: 10  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7163A  ISSN: 2504-5377  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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バイオサーファクタントであるマンノシルエリスリトール脂質B(MEL-B)がモデル水溶性化合物カルセインの皮膚透過性を増強することを確認した。MEL-Bリポソームを薄層蒸発法により調製し,皮膚に適用した。押出によるサイズの調整を試みたが,リポソームの粒径を制御できなかった。しかし,MEL-Bリポソーム粒子径は7日間の研究期間にわたって同じであった。示差走査熱量測定による転移温度として74.7Cの吸熱ピークを観測した。また,蛍光共鳴エネルギー移動による融合実験を行った。細胞間脂質リポソームとMEL-Bリポソームの多量の融合は,短時間で起こった。皮膚にカルセインを含むMEL-Bリポソームを適用した後,皮膚内のカルセイン透過の程度とカルセイン量を測定した。得られた値は水溶液より高かった。共焦点レーザ走査顕微鏡を用いて得られた結果は,カルセインが皮膚に深く送達されていることを示唆した。全反射Fourier変換赤外分光法の減衰を用いて,OH伸縮振動がより高い波数にシフトすることを観測した。しかし,これはCH伸縮振動に影響しなかった。動物への1%MEL-Bの連続適用の4日後の経表皮水損失の測定は,変化を示さなかった。著者らの結果は,MEL-BがOH伸縮振動の変化により経皮に送達するのが困難な化合物(カルセイン)の皮膚透過性を増加させ,より高い波数にシフトすることを示唆する。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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脂質一般  ,  コロイド化学一般 
物質索引 (1件):
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引用文献 (27件):
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  • Yu, M.; Liu, Z.; Zeng, G.; Zhong, H.; Liu, Y.; Jiang, Y.; Li, M.; He, X.; He, Y. Characteristics of mannosylerythritol lipids and their environmental potential. Carbohydr. Res. 2015, 407, 63-72.
  • Ito, S.; Imura, T.; Fukuoka, T.; Morita, T.; Sakai, H.; Abe, M.; Kitamoto, D. Kinetic studies on the interactions between glycolipid biosurfactant assembled monolayers and various classes of immunoglobulins using surface plasmon resonance. Colloids Surf. B 2007, 58, 165-171.
  • Morita, T.; Fukuoka, T.; Imura, T.; Kitamoto, D. Production of mannosylerythritol lipids and their application in cosmetics. Appl. Microbiol. Biotechnol. 2013, 97, 4691-4700.
  • Imura, T.; Hikosaka, Y.; Worakitkanchanakul, W.; Sakai, H.; Abe, M.; Konishi, M.; Minamikawa, H.; Kitamoto, D. Aqueous-Phase Behavior of Natural Glycolipid Biosurfactant Mannosylerythritol Lipid A: Sponge, Cubic, and Lamellar Phases. Langmuir 2017, 23, 1-5.
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