文献

J-GLOBAL ID：202102254672544648   整理番号：21A0682484

ショウジョウバエにおけるNorpaシグナリングと季節的概日運動表現型【JST・京大機械翻訳】

Norpa Signalling and the Seasonal Circadian Locomotor Phenotype in Drosophila

著者 (3件)： Breda Carlo ,  Rosato Ezio ,  Kyriacou Charalambos P.
資料名： Biology (Web)  (Biology (Web))
巻： 9  号： 6  ページ： 130  発行年： 2020年 
JST資料番号： U7145A  ISSN： 2079-7737  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本論文では,Drosophila melanogasterにおける概日時計の光および熱エントレインメントにおけるノルpAコードホスホリパーゼCの役割をレビューした。概日行動の季節的適応に重要な意味を持つ3UTRの温度感受性スプライシングにおけるノルpAの役割に対する議論を拡張した。著者らは,GAL4/UASを用いて,このノルpA表現型に寄与するニューロンを解離するために,norpA変異体産生増強と,朝(M)および夕方(E)運動成分で産生する対応する進展を用いた。最初に,成体脳における免疫細胞化学およびin situハイブリダイゼーションにより,ノルpA発現はほとんど眼に濃縮されるが,これらの方法を用いて正準時計細胞におけるノルpA発現を明確には解明できなかった。幼虫の脳では,時計ニューロンにおけるPDFとNORPAの共発現に対するいくつかの証拠が見られた。にもかかわらず,時計ニューロンにおけるノルpAのダウンレギュレーションは,成体において行動的進歩を発生し,眼は高温におけるnorpA季節表現型において有意な役割を果たし,一方,より背側に位置するCRYPTOCHROME陽性クロックニューロンは,寒冷においてノルpA行動効果を発生させるための可能性のある候補である。さらに,時計ニューロンにおける関連plc21Cコードホスホリパーゼのノックダウンは,スプライシングを改変せず,また,ノルpAで見られる行動進展も発生しないことを示した。ダウンレギュレートしたノルpAとplc21Cの下方制御は,より高い温度で3UTRスプライシングの仲介として眼におけるロドプシンRh2/Rh3/Rh4を関連させ,CRY陽性LNdsは,また,夕方細胞としても知られているCRY陽性LNdsが,3UTRスプライシング当たりの変化を介して行動に対する低温季節的影響を仲介しているらしいことを示した。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： ニューロン ,  *表現型 ,  幼虫 ,  ロドプシン ,  日周期 ,  成体 ,  *ショウジョウバエ ,  エントレインメント ,  ダウンレギュレーション ,  in situハイブリダイゼーション
準シソーラス用語： キイロショウジョウバエ ,  GAL4蛋白質 ,  遺伝子ノックダウン法 ,  共発現 ,  概日時計 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (7件)： ショウジョウバエ ,  日周期 ,  季節性 ,  運動 ,  norpA ,  パー3→μTR ,  plc21c

分類 (1件)： 動物生理一般  (EJ02010E)

引用文献 (67件)：

• Pilorz, V.; Helfrich-Foerster, C.; Oster, H. The role of the circadian clock system in physiology. Pflügers Arch. Eur. J. Physiol. 2018, 470, 227-239.
• Ouyang, Y.; Andersson, C.R.; Kondo, T.; Golden, S.S.; Johnson, C.H. Resonating circadian clocks enhance fitness in cyanobacteria. Proc. Natl. Acad. Sci. USA 1998, 95, 8660-8664.
• Sawyer, L.A.; Hennessy, J.M.; Peixoto, A.A.; Rosato, E.; Parkinson, H.; Costa, R.; Kyriacou, C.P. Natural Variation in a Drosophila Clock Gene and Temperature Compensation. Science 1997, 278, 2117-2120.
• Tauber, E.; Zordan, M.; Sandrelli, F.; Pegoraro, M.; Osterwalder, N.; Breda, C.; Daga, A.; Selmin, A.; Monger, K.; Benna, C.; et al. Natural Selection Favors a Newly Derived timeless Allele in Drosophila melanogaster. Science 2007, 316, 1895-1898.
• Zonato, V.; Vanin, S.; Costa, R.; Tauber, E.; Kyriacou, C.P. Inverse European Latitudinal Cline at the timeless Locus of Drosophila melanogaster Reveals Selection on a Clock Gene: Population Genetics of ls-tim. J. Biol. Rhythm. 2017, 33, 15-23.

タイトルに関連する用語 (4件)： ショウジョウバエ ,  シグナリング ,  季節 ,  表現型