抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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重症MDDにおける他のSSRIに対するベンラファキシンの比較有効性に関するデータはない。事後分析において,MDDの診断で外来患者における8つの二重盲検能動制御研究からデータをプールした。無作為にベンラファキシン(用量範囲75~225mg)またはSSRI(フルオキセチン(20-80mg/日),フルボキサミン(100mg/日),またはパロキセチン(20mg/日))に割り当てられた患者を分析に含めた。重症MDDは,ベースラインHAM-D_17>24,およびベースラインMADRS≧31と定義した。治療群は,ベースラインから最後の観察(LOCF)まで,鬱病(HAM-D_17)(および代替MADRS)スコアの17項目Hamilton Rating Scaleにおける平均改善により比較した。二次転帰はHAM-D_17応答(HAM-D_17の≧50%減少)および寛解(HAM-D_17≦7)率,MADRS応答(MADRSの≧50%減少)および寛解(MADRS≦10)を含んだ。一次エンドポイントのベースラインからの変化を,モデルにおける治療,研究,およびベースラインによる共分散の分析を用いて評価した。全部で1503人の患者を,分析(ベンラファキシンn=805;SSRI,n=698)に組み入れ,649/1503(43%)患者は,ベースラインで重度の鬱病(HAM-D_17>24)を示した。Venlafaxineは重症MDD(ベンラファキシン,-15.26[0.73];SSRI,-12.91[0.81];P=0.003)の患者でHAM-D_17スコア対SSRIを改善した。応答および寛解は,SSRIと比較してベンラファキシンで有意に高かった(Response:Venlafaxine=63%対SSRI=53%(p=0.004);R排出:41%対31%(p=0.005))。ベースライン重症度がMADRSスコアによって定義されるとき,分析の結果は類似していた。この遡及的プール分析において,ベンラファキシンは重症MDDの治療においてSSRIより優れていた。Copyright 2021 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】