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J-GLOBAL ID：202102254723961920   整理番号：21A3186705

電磁誘導法による鉄筋腐食促進装置の開発

Development of Rebar Corrosion Accelerator by Electromagnetic Induction Method

著者 (3件)： 小松怜史 (電力中研) ,  金光俊徳 (電力中研) ,  松村卓郎 (電力中研)
資料名： コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集(CD-ROM)  (Proceedings of the Concrete Structure Scenarios, JSMS (CD-ROM))
巻： 21  ページ： ROMBUNNO.1  発行年： 2021年10月14日 
JST資料番号： L6941B  ISSN： 2434-7396  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では鉄筋を露出することなく電磁誘導による電流でコンクリート内部の鉄筋を腐食促進させる方法を提案し,その有効性を検証した.また,磁束密度の変化の程度が鉄筋の腐食促進に及ぼす影響を検証するため,電磁石のコイルの巻き数,電磁石の上下動速度を変えられるように装置を設計した.鉄筋腐食促進程度は,腐食期間28日間後,試験体から鉄筋を取り出し質量減少率を測定することで比較検討した.実験の結果,開発した装置で鉄筋腐食が促進されること(最大で腐食量が1.6倍に増加)を確認し,目視でも鉄筋の腐食分布状況を確認した.かぶりの違いによる鉄筋腐食程度の差異も明らかにした.(著者抄録)

シソーラス用語： *異形鉄筋 ,  *金属腐食 ,  *試験装置 ,  鉄筋コンクリート ,  電磁誘導 ,  促進 ,  加速試験 ,  磁束密度 ,  構造パラメータ ,  被り厚さ ,  重量損失
準シソーラス用語： 実験条件 ,  *鉄筋腐食

分類 (1件)： 腐食  (WB03030B)

引用文献 (7件)：

• 西澤彩,高谷哲,中村士郎,宮川豊章:腐食生成物の違いがひび割れ幅と腐食量の関係に与える影響,コンクリート工学年次論文集,Vol.35, No.1, pp. 1051-1056,2013
• 中川裕之, 田中大博, 横田優, 松島学:塩水を用いた乾湿繰返し促進腐食実験によるひび割れモードとひび割れ発生時の腐食量,土木学会論文集,Vol.64,No.1,pp.110-121,2008
• 掛川勝,桝田佳寛,松林裕二,鹿毛忠継:コンクリート中の鉄筋腐食速度に及ぼす温度および中性化の影響に関する腐食促進実験,日本建築学会構造系論文集,第77巻,第682号, pp.1809-1818,2012
• 若武耕司,小林一輔:オートクレーブによるコンクリート中の鋼材の腐食促進試験,第3回コンクリート工学年次講演会講演論文集 pp.161-164,1981
• 土井康太郎, 廣本祥子, 秋山英二:セメントペーストおよびモルタル内部の鉄の高酸素腐食促進試験,日本金属学会誌,第82巻,第1号, pp.1-7,2018

タイトルに関連する用語 (4件)： 電磁誘導法 ,  鉄筋腐食 ,  促進 ,  開発