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J-GLOBAL ID:202102256710441157   整理番号:21A0185665

現代都市のシークエンスと視線分布の関係についての研究 新宿における視線解析実験と考察

RELATIONSHIP BETWEEN CONTEMPORARY URBAN SEQUENCE AND GAZE DISTRIBUTION Case study of Shinjuku eye-tracking experiment
著者 (3件):
資料名:
巻: 85  号: 777  ページ: 2285-2295(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: Y0894A  ISSN: 1340-4210  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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東京都心部には,都市規模の軸線と街路がほとんどない。人々は,ランドマークとして小さな建物を用いて彼らの目的地に移動する傾向があり,各地点のイメージはそれぞれの経路に依存する。したがって,東京の都市構造を正確に理解するためには,歩行者の視点から連続空間経験を解析する必要がある。本論文では,歩行者が,その視線分布から都市空間において建築要素をどのように認識するかを明らかにすることを目的とする。視線解析実験を選択し,長距離注視を引き起こす場所と注視を誘引する都市の一部に焦点を当てた。実験およびその後の解析から,以下の結論を得た:1)都市景観の特性(市街地および中央業務地区)および街路のタイプ(幅,歩道橋,および半屋外空間)は,歩行者の視線距離の分類に影響を及ぼす。2)視線集中場所の特徴は,2つの主なカテゴリー:「都市視点」(多方向展望)と「視線集中点」(多くの被験者が注視した対象)によって説明できる。3)経路には5つの「都市視点」があり,多方向長距離注視を引き起こす場所があった。さらに,主要な注視対象建物はこれらの「都市視点」から見えた。4)「視線集中点」の近くには特別な物体があった。これらの物体の特性を,主要な注視対象建物を分析することによって確認した。人々が離れた所から物体を注視でき,建物間に十分な距離を持つ場所にいて注視できる,多くの「視線集中点」を見出した。これらの物体の総視線数は,「緊急性」(アップルヤードからの引用で,歩行者の視線の中心からの近接性)とその連続性(人々と対象間の位置関係)によって影響を受けた。同様に,「視線集中点」の中で,「目標物」(門またはトンネルのような人々がくぐれる物)は,他の「注視物」(人々が外表面から注視できる物)と区別できる。結果として,「都市視点」と「視線集中点」の解析は,この2つの主な要因が,著者らの都市論のために重要であることを示唆した:建物の位置的特徴と展望が都市要素の特異性をさらに高めることを。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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景観 
引用文献 (19件):
  • 1) Kevin Lynch : The Image of the City, The MIT Press, Cambridge, 1960
  • 2) Donald Appleyard : Why Buildings Are Known, A Predictive Tool for Architects and Planners, Environment and Behavior, vol. 1, 2: pp. 131-156, 1969.12.1
  • 3) David Canter, Masao Inui : Architectural Phycology(in Japanese), 1972 デヴィッド・カンター, 乾正雄(訳)編 : 環境心理とは何か, 彰国社, pp. 221-264, 1972
  • 4) Gordon Cullen : TOWNSCAPE, The Architecture Press, London, 1961
  • 5) Phillip Thiel : People, Paths, and Purposes: Notations for a Participartory Envirotecture, The Univercity of Washington Press, Seattle and London, 1997
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