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J-GLOBAL ID:202102256772776733   整理番号:21A0023541

可溶性ST2を過剰発現するマウスにおける行動の変化【JST・京大機械翻訳】

Altered behavior in mice overexpressing soluble ST2
著者 (7件):
資料名:
巻: 13  号:ページ: 1-11  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7335A  ISSN: 1756-6606  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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精神神経免疫学研究は,細胞性および体液性免疫の両方が主要な鬱病と関係することを明らかに示した。可溶性ST2は,細胞増殖と同様に免疫系を調節する重要な分子と考えられている。実際,可溶性ST2は,マクロファージとIL-33誘導IL-5とIL-13産生におけるIL-33誘導IL-6とTNF-α産生を2型先天性リンパ細胞で減少させることが報告されている。可溶性ST2の血清濃度上昇は神経精神疾患患者で報告されており,行動表現型における可溶性ST2の病態生理学的役割を示唆する。それにもかかわらず,可溶性ST2と抑鬱行動の間の関係は,明らかになっていない。この点を補うため,本研究では,高濃度の血清ST2を有するトランスジェニックマウスを用いて,広範な行動表現型タイピングを行った。可溶性ST2過剰発現マウス(ST2Tgマウス)を,C3H/HeJバックグラウンド上で発生させた。BALB/c遺伝的背景に交差したST2Tgマウスを用いた。開始試験の前に,各マウスは一般的な健康チェックと神経学的スクリーニング試験のために清浄なケージで観察された。実験Iでは,感覚運動機能,不安様行動,鬱病様行動,社会的行動,学習および記憶機能に対する可溶性ST2の役割を明らかにするために,包括的行動表現型タイピングを行った。実験IIでは,鬱病様行動に対する可溶性ST2の役割を確認するために,鬱病試験バッテリー(2ボトル選択試験,強制水泳試験,および尾部懸濁試験)を適用した。一般的な健康診断は,ST2Tgマウスに対する良好な一般的健康と正常な肉眼的外観を示した。さらに,すべてのマウスの神経学的反射は正常であった。可溶性ST2過剰発現が社会的相互作用の減少をもたらすことを見出した。さらに,ST2Tgマウスの抑鬱様行動は,2つのよく確立された行動パラダイム,強制水泳試験および尾懸垂試験で観察された。それにもかかわらず,ショ糖への快楽反応はWTマウスと同様のST2Tgマウスで観察された。これらの結果は,ST2Tgマウスにおける鬱病を示唆する。結論として,一連の実験を通して,神経精神疾患における可溶性ST2の役割を評価するための動物モデルを確立し,抑鬱行動における可溶性ST2の関与の可能性を明らかにした。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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