抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】骨肉腫(OS)における環状RNAhsa_circ_0003568の発現を調査し,バイオインフォマティクス法を用いてcircRNA-miRNA-mRNAのネットワーク構築を行い,その可能な機構と臨床的重要性を分析する。【方法】リアルタイム蛍光定量的ポリメラーゼ連鎖反応(RT-qPCR)を用いて,OS細胞株および正常骨芽細胞におけるhsa_circ_0003568の発現を検出した。その後,circRNA-miRNAとmiRNA-mRNAに基づいてcircRNA-miR-NA-mRNAネットワークを構築した。複数のcircRNAソフトウェアデータベースを用いてhsa_circ_0003568を標的としたmiRNAを分析し、さらにmiRNAデータソフトによりその標的遺伝子を予測し、少なくとも4個以上のソフトウェアで支持された標的miRNAと標的遺伝子を選択した。GEPIAデータベースソフトウェアにより、標的遺伝子を生存分析し、顕著な予後差異の標的遺伝子をスクリーニングし、hsa_circ_0003568の潜在的な臨床意義を分析した。【結果】RT-qPCRの結果,hsa_circ_0003568は,正常対照群と比較して,OS細胞株で有意に増加した(P<0.05)。配列解析により、hsa_circ_0003568のループ連結点はIST1前駆体RNAの第5と6エクソンに位置することが分かった。バイオインフォマティクス分析の結果は以下のことを示した。hsa_circ_0003568は,2つのmiRNA(miR-140-3pとmiR-502-5p)を同時に標的にし,hsa_circ_0003568,およびhsa_circ_0003568を,それぞれ構築して,2つのmiRNA(miR-140-3p,およびmiR-502-5p)を標的とした。miR-140-3p/miR-502-5pと13の標的遺伝子のcircRNA-miRNA-mRNAネットワークは,また,GEPIAデータベース分析でCDK6とNFYAの2つの標的遺伝子が発見され,OS患者の生存予後と有意に相関していた(P<0。05),NFYAはmiR-140-3pとmiR-502-5pの潜在的な標的遺伝子である。【結語】hsa_circ_0003568の過剰発現は,miR-140-3pおよびmiR-502-5p制御遺伝子CDK6およびNFYAを介して,OSの発生および進行に関与する可能性がある。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】