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J-GLOBAL ID:202102257649090625   整理番号:21A0900174

小胞体ストレスに対する弱い応答は心肺バイパスを伴う心臓手術を受ける患者の術後臓器不全と関連する【JST・京大機械翻訳】

A Weak Response to Endoplasmic Reticulum Stress Is Associated With Postoperative Organ Failure in Patients Undergoing Cardiac Surgery With Cardiopulmonary Bypass
著者 (16件):
資料名:
巻:ページ: 613518  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7079A  ISSN: 2296-858X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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導入:小胞体ストレス(ERS)は炎症臓器不全に関与する。著者らの目的は,心肺バイパス(CPB)による心臓手術中のERS,その変性蛋白質応答(UPR)発現/動態,および術後臓器不全(OF)との関連を記述することであった。方法:CPBで心臓手術を受けた患者について前向き研究を行った。血液サンプルを,CPBの後(Pre-CPB),2時間(H_2-CPB)および24時間(H24-CPB)の前に採取した。78kDaグルコース調節蛋白質(GRP78,UPRの最終エフェクター)の血漿レベルをELISAにより評価した。UPR(ATF6,ATF4,sXBP1,CHOP)の鍵となる要素をコードする遺伝子の発現を,総血液に関して実行した定量的PCRによって評価した。OFは,侵襲性機械的換気および/または急性腎損傷および/またはカテコールアミンを必要とする血行動態不全と定義した。【結果】46人の患者,GRP78は,H2-CPB[1,328(878-1,730ng/ml対2,348(1,655-3,730)ng/ml Pre-CPB;p<0.001])で減少したが,H24-CPB[2,068(1,436-3,005)ng/ml]で基底レベルに戻った。UPRに関与する遺伝子は,H2とH24で発現を増加させた。H24-CPB(n=10)のOF患者のGRP78血漿レベルは,GRP78レベルが基底レベル[0.6(-28.1;26.6)%,p<0.01]に戻ったOF(n=36)のない患者と比較して,Pre-CPBレベル[-27.6(-51.5;-24.2)%]以下だった。H24-CPB ATF6およびCHOP発現は,OFのない患者よりもOF患者で低かった[2.3(1.3-3.1)対3.0(2.7-3.7),p<0.05および1.3(0.9-2.0)対2.2(1.7-2.9),p<0.05]。結論:GRP78の低い相対レベルおよび弱いUPR遺伝子発現は,術後OFと関係した。ヒトにおける急性臓器不全中のERSの意味を理解するためにはさらなる研究が必要である。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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細胞生理一般 
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