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J-GLOBAL ID：202102257886198606   整理番号：21A0028901

モノコバルト(II)置換ウンデカタングストシリケートナノ粒子で含浸した(Cu_0.5Tl_0.5)Ba_2Ca_2Cu_3O_10-δの物理的性質の研究【JST・京大機械翻訳】

Investigation of the physical properties of (Cu_0.5Tl_0.5)Ba₂Ca₂Cu₃O_10-δ impregnated with mono cobalt(II)-substituted Undecatungstosilicate Nanoparticles

著者 (6件)： Nasser Abbass (Department of Physics, Faculty of Science, Beirut Arab University, Riad El-Solh, Beirut, Lebanon) ,  Srour Ali (Department of Physics, Faculty of Science, Beirut Arab University, Riad El-Solh, Beirut, Lebanon) ,  El Ghouch Nour (Department of Chemistry, Faculty of Science, Beirut Arab University, Riad El-Solh, Beirut, Lebanon) ,  Malaeb Walid (Department of Physics, Faculty of Science, Beirut Arab University, Riad El-Solh, Beirut, Lebanon) ,  Al-Oweini Rami (Faculty of Arts and Sciences, Kamal A. Shair Central Research Science Laboratory, American University of Beirut, Beirut, Lebanon) ,  Awad Ramadan (Department of Physics, Faculty of Science, Beirut Arab University, Riad El-Solh, Beirut, Lebanon)
資料名： Applied Physics. A. Materials Science & Processing  (Applied Physics. A. Materials Science & Processing)
巻： 126  号： 12  ページ： 951  発行年： 2020年 
JST資料番号： D0256C  ISSN： 0947-8396  CODEN： APHYCC  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 種々の割合のカリウム塩{CoSiW_11}_xナノ粒子(x=0.00,0.01,0.02,0.04,0.06,0.08および0.12wt.%)を含浸した一連の(Cu_0.5Tl_0.5)Ba_2Ca_2Cu_3O_10-δ超伝導試料を,大気圧で一段階固相反応法を用いて調製した。これらの試料を粉末X線回折(XRD),走査電子顕微鏡(SEM)及びエネルギー分散X線分光(EDX)により特性化し,それらの構造,合成試料の構造及び元素組成を調べた。XRD研究は,(Cu_0.5Tl_0.5)-1223相の正方晶構造が,{CoSiW_11}ナノ粒子の添加によって変化せず,格子定数aとcの値と同じであり,非注目すべき変化を示す。(CuTl)-1223相の相対体積分率はx=0.02wt%の最大値を記録する。(CuTl)-1223相の形成は,SEM画像に見られる矩形板の存在と一致した。x=0.02wt%までの{CoSiW_11}ナノ粒子の添加後のこれらのプレートの増強は相対体積分率の測定と一致した。全元素の質量百分率をEDX法を用いて測定し,超伝導体とナノ粒子化合物の分布組成を示した。酸素の振動モード解析を,{CoSiW_11}ナノ粒子で含浸した(CuTl)-1223相中のFourier変換赤外(FTIR)分光法によって行った。観察されたO_δ酸素モードはほとんど変化しなかったが,平面CuO_2の他の酸素モードはわずかに軟化し,硬化した。超伝導転移温度(T_c)と臨界電流密度(J_c)をそれぞれ電気抵抗率とI-V測定から決定した。結果は,純試料の125Kからx=0.02wt%含浸試料の132KへのT_c値の増加を示し,一方,x=0.00から0.12wt%までのΔε_x値増加でJ_c値の減少が観察された。x>0.02wt%のこれらの電気的超伝導パラメータの抑制は,(CuTl)-1223超伝導体相の形成に影響する粒界と不純物相の成長の間の弱いリンクの連結性の増加による可能性がある。(CoSiW_11)_x/(CuTl)-1223超伝導体に対する還元温度の関数として,T_c以上でのゆらぎ伝導率ε′′を研究するために,Aslamasov-Larkin(AL)理論に照らして,ゆらぎ誘起伝導率(FIC)解析を行った。結果は,短波(Sw),二次元(2D),三次元(3D)および臨界(Cr)である4つの非同一変動領域を示した。ゼロ温度コヒーレンス長([数式:原文を参照]),2次元系(d)の有効層厚,層間結合(I),Fermi速度(v_F)およびFermiエネルギー(E_F)を試料のFIC分析からのΔχ′添加の関数として評価し,超伝導秩序パラメータと関連付けた。超伝導パラメータは{CoSiW_11}ナノ粒子の添加で増加した。Copyright Springer-Verlag GmbH Germany, part of Springer Nature 2020 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： X線回折 ,  結晶粒界 ,  格子定数 ,  固相反応 ,  走査電子顕微鏡 ,  超伝導 ,  電気抵抗率 ,  電子顕微鏡観察 ,  不純物 ,  ゆらぎ ,  酸素 ,  正方晶系 ,  二次元 ,  三次元 ,  超伝導体 ,  *ナノ粒子

著者キーワード (4件)： (CuTl)-1223超伝導体 ,  ポリオキソ金属酸塩 ,  FTIR ,  過剰伝導率

分類 (1件)： 酸化物系超伝導体の物性  (BM04023I)

タイトルに関連する用語 (5件)： コバルト ,  置換 ,  含浸 ,  物理的性質 ,  研究