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J-GLOBAL ID：202102257952935764   整理番号：21A0832486

アスファルト乳剤添加量による路盤材料の粘着力と液状化抵抗への影響

INFLUENCE TO COHESION AND LIQUEFACTION RESISTANCE OF BASE COURSE MATERIAL BY ASPHALT EMULSION ADDITION AMOUNT

著者 (4件)： 高石将平 (宇都宮大学大学院 地域創成科学研究科) ,  海野寿康 (宇都宮大学 地域デザイン科学部) ,  馬場弘毅 (ニチレキ株式会社 技術研究所) ,  飯高裕之 (ニチレキ株式会社 技術研究所)
資料名： 土木学会論文集 E1(舗装工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. E1 (Pavement Engineering) (Web))
巻： 76  号： 2  ページ： I_297-I_304(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0106B  ISSN： 2185-6559  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アスファルト安定処理路盤材料に含まれるアスファルト乳剤の添加量が粘着力c’と液状化抵抗に与える影響について非排水三軸圧縮試験および繰返し三軸試験を実施して把握を試みた.その結果,乳剤添加量を増やすことで粘着力c’は増加し,乳剤添加量17%の時,粘着力はc’=12.0kN/m²と最大値になった.一方,繰返し載荷回数20回で液状化するせん断応力で液状化抵抗を規定する液状化強度比R_L20を用いて評価した場合,乳剤添加量10%の時R_L20=0.27となり,これ以上添加量を増やしても液状化強度比R_L20に変化は認められなかった.ただし,載荷するせん断応力が小さい場合においては,乳剤添加量の増加にともない液状化抵抗は増加する結果となった.(著者抄録)

シソーラス用語： *土木材料 ,  *路盤 ,  *アスファルト乳剤 ,  粒度調整工法 ,  添加 ,  三軸圧縮試験 ,  粘着力 ,  液状化 ,  変形抵抗 ,  歪速度 ,  剪断強さ ,  剪断変形
準シソーラス用語： 液状化強度 ,  液状化抵抗 ,  繰返し三軸試験 ,  非排水三軸圧縮試験 ,  *路盤材料

著者キーワード (4件)： asphalt emulsion ,  cohesion ,  liquefaction resistance ,  triaxial test

分類 (1件)： 路床,路盤  (RC04020V)

引用文献 (16件)：

• 1) 日本道路協会:舗装再生便覧,丸善出版,pp. 63-112,2010.
• 2) 越健太郎,谷口博,郭慶煥:中央混合方式CAE混合物の液状化被害軽減に関する検討,土木学会第67回年次学術講演会,V-352,pp. 703-704,2012.
• 3) 海野寿康,黒坂明善,仙頭紀明,飯高裕之,馬場弘毅:セメント・アスファルト乳剤安定処理路盤の非排水繰返しせん断挙動,土木学会論文集 E-1,Vol. 76,No. 1,pp. 12-17,2020.
• 4) 土木学会:舗装工学ライブラリ-7 舗装工学の基礎,丸善出版,pp. 116-125,2012.
• 5) 田口仁,大川秀夫:アスファルト混合物の流動特性に関する基礎的研究,第2回舗装工学講演会講演論文集,pp. 221-228,1997.

タイトルに関連する用語 (5件)： アスファルト乳剤 ,  添加量 ,  路盤材料 ,  粘着力 ,  液状化抵抗