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J-GLOBAL ID:202102258326904043   整理番号:21A0076254

ヒト脳の脈絡叢の星状細胞および上皮細胞に局在する乳酸に対する受容体と輸送体の免疫反応性【JST・京大機械翻訳】

Immunoreactivity of receptor and transporters for lactate located in astrocytes and epithelial cells of choroid plexus of human brain
著者 (10件):
資料名:
巻: 741  ページ: Null  発行年: 2021年 
JST資料番号: W0118A  ISSN: 0304-3940  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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グルコース代謝は嫌気性環境で乳酸と水素イオンを生成する。脳虚血または低酸素は,次第に乳酸血症になると考えられている。内皮細胞におけるモノカルボン酸輸送体(MCT)は,血液から脳への乳酸の輸送に必須である。さらに,星状細胞と神経細胞に位置するMCTは,ニューロンと星状細胞の間のエネルギー代謝産物のシャトリングにおいて重要な役割を果たすと考えられている。しかし,脳における乳酸の役割は明らかにされていない。この研究では,乳酸輸送体の局在性と乳酸の細胞取り込みに対する受容体を,剖検したヒト脳で免疫組織化学的に検討した。MCT1に対する免疫反応性は,星状細胞および毛細血管壁と同様に脈絡膜神経叢におけるいくつかの上皮細胞の頂端細胞質膜で観察され,一方,MCT4に対するそれは,星状細胞および毛細血管壁と同様に少数の上皮細胞の基底外側細胞質膜において見つかった。さらに,乳酸の細胞取込みの受容体であるヒドロキシカルボン酸1受容体(HCA1受容体)に対する免疫反応性も,星状細胞および神経細胞と同様に上皮細胞の基底外側細胞質膜上で見出された。乳酸デヒドロゲナーゼ(LDH)-Bに対する免疫反応性は,星状細胞および毛細血管壁と同様に脈絡叢の上皮細胞の細胞質で観察された。これらの免疫組織化学的所見は,脈絡膜神経叢の上皮細胞におけるMCT1,MCT4,HCA1受容体,およびLDH-Bの局在を示し,また,脳血管および上皮細胞で利用される乳酸の可能性と同様に,脈絡叢の上皮細胞を通して脳への血管内乳酸の輸送を示唆する。Copyright 2021 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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細胞膜の輸送 
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