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J-GLOBAL ID:202102259028651791   整理番号:21A0875564

イオン交換法により調製したフレキシブルKapton/Al_2O_3複合薄膜の原子酸素適応性【JST・京大機械翻訳】

Atomic Oxygen Adaptability of Flexible Kapton/Al2O3 Composite Thin Films Prepared by Ion Exchange Method
著者 (6件):
資料名:
巻:号: 10  ページ: 624  発行年: 2019年 
JST資料番号: U7162A  ISSN: 2079-6412  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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ポリイミドフィルム(Kapton)は宇宙機の構築に使用される重要な高分子材料である。Kaptonの性能は,宇宙における原子状酸素浸食のために分解できる。一般的に使用される原子状酸素保護層は,薄膜との貧弱な靭性や貧弱な密着性などの問題を持っている。本論文では,Kapton/Al_2O_3ナノ複合膜をイオン交換法により調製し,原子酸素曝露前後の質量と微細構造の変化に対する光学特性,機械的性質,および機構を分析した。結果は,イオン交換法で調製したKapton/Al_2O_3表面ナノ複合膜の堆積が,Kapton膜マトリックスの内部構造と光透過率に明らかな影響を及ぼさないことを示した。調製した膜の引張強さと伸びは,純粋なKapton膜のものよりはるかに高く,その良好な柔軟性を示した。走査電子顕微鏡(SEM)分析は,エッチングピットが複合膜表面にカーペット状形態を持ち,原子状酸素浸食後に比較的小さいことを示した。Kapton膜におけるオキシジアニリン(ODA)ベンゼンのC=C結合破断とは対照的に,Kapton/Al_2O_3ナノ複合膜は,主にピロメリット酸二無水物(PMDA)ベンゼン環中のC=C結合を破壊した。短時間の原子酸素環境への曝露において,Kapton/Al_2O_3ナノ複合膜は,Al_2O_3層が原子状酸素拡散を阻害するので,改善された原子酸素エロージョン抵抗を示した。原子酸素曝露時間の増加と共に,原子状酸素はAl_2O_3層の細孔を介してKaptonマトリックスに拡散し,基板への損傷を引き起こした。これは表面Al_2O_3層の脱離とKaptonマトリックスの曝露をもたらし,それによって原子酸素抵抗が減少した。ポリイミドの表面改質に及ぼす三価Al元素のイオン交換機構の適用性を本研究で調査した。宇宙の原子酸素環境下でのKapton/Al_2O_3複合膜の挙動を調べ,フレキシブル保護Kapton膜に及ぼす原子酸素の影響を研究するための基礎を提供する。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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宇宙飛行体材料,航空機材料 
引用文献 (46件):
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  • Whiteside, J.B.; Kamykowski, E.; Rooney, W.D.; Schulte, R.; Stauber, M. Effects of 69 months in low earth orbit on Kapton antenna structures. J. Spacecr. Rockets 1994, 31, 860-865.
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  • Ueda, M.; Tan, I.H.; Dallaqua, R.S.; Rossi, J.O.; Barroso, J.J.; Tabacniks, M.H. Aluminum plasma immersion ion implantation in polymers. Nucl. Instrum. Methods Phys. Res. Sect. B 2003, 206, 760-766.
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