抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
目的;受動喫煙によるラット慢性閉塞性肺疾患(COPD)モデルを用い、COPD形成過程における肺組織と肺外組織骨格筋における活性酸素(ROS)、マロンジアルデヒド(MDA)、インターロイキン6(IL-6)と腫瘍壊死因子α(TNF-α)含有量の変化を検討する。方法:健康な8週齢のSPF級雄SDラットを無作為デジタル表法でCOPDモデル群と対照群に分け、各群10匹とした。COPDモデル群は受動喫煙方式8回/d、毎回間隔1時間、受動喫煙4カ月を持続した。HE染色により肺組織の病理変化を観察し、小動物呼吸機で肺機能を測定し、チオバルビツール酸法でMDA含有量を測定し、酵素結合免疫吸着測定法でROS、IL-6とTNF-αの含有量を測定した。結果:COPDモデル群は肺組織の病理検査と肺機能測定を通じて、本実験が確立した受動喫煙によるラットCOPDモデルの確立をサポートした。気管支肺胞洗浄液、肺組織ホモジネート上澄液、末梢血血清と骨格筋ホモジネート上清中のROS、MDA、IL-6及びTNF-αの含有量は対照群と比べて顕著に増加した。COPDモデル群の気管支肺胞洗浄液中のROS、MDA、IL-6及びTNF-αの含有量は対照群に比べ、統計学的有意差があった(t=30.135、16.489、26.549、25.346、P<0.001)。COPDモデル群の肺ホモジネート中のROS、MDA、IL-6及びTNF-αの含有量は対照群に比べ、統計学的有意差があった(t=25.632、15.551,23.422、27.319、P<0.001)。COPDモデル群の末梢血血清中のROS、MDA、IL-6及びTNF-αの含有量は対照群に比べ、統計学的有意差があった(t=24.146、10.905、17.327、24.243、P<0.001)。COPDモデル群の骨格筋ホモジネート中のROS、MDA、IL-6及びTNF-αの含有量は対照群に比べ、統計学的有意差があった(t=18.082、7.573、15.832、21.206、P<0.001)。結論;COPD疾患の進行過程において、肺組織中のROS、MDA、IL-6及びTNF-αの含量が著しく上昇し、同時に肺外組織骨格筋に酸化ストレス反応が存在し、そのROS、MDA、IL-6及びTNF-αの含有量が顕著に増加した。その骨格筋におけるROS,MDA,IL-6およびTNF-αの含量増加は骨格筋萎縮と関連する可能性がある。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】