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J-GLOBAL ID:202102259331028828   整理番号:21A0099567

FMRPを欠損したヒト多能性幹細胞に由来する皮質ニューロンは自然発火パターンを変化させる【JST・京大機械翻訳】

Cortical neurons derived from human pluripotent stem cells lacking FMRP display altered spontaneous firing patterns
著者 (38件):
資料名:
巻: 11  号:ページ: 1-16  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7526A  ISSN: 2040-2392  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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神経発達障害である脆弱X症候群(FXS)は知的障害と自閉症スペクトラム障害の主要な原因である。この障害の病態生理に詳細な機構的洞察を与えたFXSのげっ歯類および他の前臨床モデルを用いた広範な研究にもかかわらず,ヒト幹細胞由来ニューロンはFXSの根底にある病態生理学的事象の理解をさらに理解するためのモデル系として使用されている。この研究は,脆弱なX精神遅滞蛋白質(FMRP)を欠くヒト多能性幹細胞由来皮質ニューロンの生理的性質を評価する。誘導多能性幹細胞に由来するヒト皮質ニューロンの2つの対照および3つのFXS患者系統について,電気生理学的全細胞電圧および電流クランプ記録を行った。さらに,FMR1遺伝子発現がサイレンシングされた1つにおいて,系統の同質遺伝子対の性質についても述べた。FMRPを欠くニューロンは,FMRPを発現するニューロンから記録されたそれらと比較して,より頻繁であるが,持続時間が短い自然活動電位発火のバーストを示した。対照ニューロンにおける大きなコンダクタンスCa2+活性化K+電流と持続性Na+電流の阻害は,FMRPを欠くニューロンで観測される活動電位バーストを表現型し,一方,電圧依存性Na+チャンネルのFMRP薬理学的増強を欠くニューロンでは,対照ニューロンで観測される活動電位バースト作用が消失した。自然活動電位発火の変化にもかかわらず,調べたどの系統においてもニューロンの内因性特性に差は見られなかった。さらに,著者らは,どの系統においても,ミニチュアな興奮性シナプス後電流の性質に差を検出しなかった。薬理学的操作は,対照とFMRPヌルヒト皮質ニューロンの両方で活動電位バーストプロファイルを変化させ,それらの遺伝的対応物のように現れる。著者らの研究は,FXSの齧歯類モデルで見出されたFMRP標的もヒトベースのモデル系における潜在的標的であり,活性が変化する可能性のある機構を示唆する。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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細胞生理一般  ,  中枢神経系 
引用文献 (55件):
  • Genet Med; FMR1 and the fragile X syndrome: human genome epidemiology review; DC Crawford, JM Acuna, SL Sherman; 3; 5; 2001; 359-371; citation_id=CR1
  • J Med Genet; The fragile X prevalence paradox; PJ Hagerman; 45; 8; 2008; 498-499; citation_id=CR2
  • Am J Med Genet; Fragile X checklist; RJ Hagerman, K Amiri, A Cronister; 38; 2-3; 1991; 283-287; citation_id=CR3
  • Am J Med Genet; Behavioral phenotype of fragile X syndrome: DSM-III-R autistic behavior in male children; AL Reiss, L Freund; 43; 1-2; 1992; 35-46; citation_id=CR4
  • Am J Med Genet; Fragile X syndrome and selective mutism; RJ Hagerman, J Hills, S Scharfenaker, H Lewis; 83; 4; 1999; 313-317; citation_id=CR5
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