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J-GLOBAL ID:202102259928417368   整理番号:21A1374428

ケロイド線維芽細胞における慢性炎症と線維症へのオートファジーNotch1仲介NLRP3インフラマソーム活性化の寄与【JST・京大機械翻訳】

Contribution of Autophagy-Notch1-Mediated NLRP3 Inflammasome Activation to Chronic Inflammation and Fibrosis in Keloid Fibroblasts
著者 (9件):
資料名:
巻: 21  号: 21  ページ: 8050  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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ケロイドは組織損傷後に生じる代表的な慢性線維増殖状態である。新たな証拠は,NACHT,LRR,およびPYDドメイン含有蛋白質3(NLRP3)インフラマソームの活性化が損傷組織における炎症誘発性応答に関与することを示した。しかし,ケロイド進行におけるNLRP3インフラマソームの役割は不明である。NLRP3インフラマソームを活性化するNotchシグナリングはケロイドにおける瘢痕形成に寄与することが知られているが,ケロイドにおけるNotchシグナル伝達の増強の原因は明らかではない。オートファジーがケロイド線維芽細胞におけるNotch1シグナル伝達を調節するかどうかを調べ,Notch1シグナル伝達がNLRP3インフラマソームと筋線維芽細胞分化を調節するかどうかを調べた。ケロイドのin vitroモデルを,患者から初代ケロイド線維芽細胞を培養することによって確立した。ケロイド線維芽細胞におけるNotch1,NLRP3インフラマソーム蛋白質,炎症性サイトカインおよび筋線維芽細胞マーカーの発現レベルを調べ,正常線維芽細胞と比較した。Notch1分解を仲介することが知られているオートファジーも線維芽細胞でモニターした。Notch1を標的とする低分子干渉RNA(siRNA)を用いてケロイド線維芽細胞をトランスフェクトし,NLRP3インフラマソーム活性化におけるNotchシグナル伝達の役割をさらに調べた。ケロイド線維芽細胞におけるNotch1およびNLRP3インフラマソームの発現レベルは,正常線維芽細胞におけるそれらと比較して増加した。このような増加は,LC3レベルの増加とオートファジーフラックスの減少を伴った。siRNAトランスフェクションによるケロイド線維芽細胞におけるNotch1サイレンシングは,全NLRP3インフラマソーム複合体蛋白質,NF-κBおよび平滑筋アクチンの増加したレベルを有意に抑制した。ケロイド線維芽細胞におけるラパマイシン処理によるオートファジー誘導は,Notch1およびNLRP3インフラマソーム蛋白質の発現レベルを効果的に抑制した。ケロイドにおけるオートファジー活性の低下は,慢性炎症に重要なNotch1仲介筋線維芽細胞活性化およびNLRP3インフラマソームシグナリング活性化を生じる。まとめると,これらの結果は,ケロイド進行における慢性組織損傷と筋線維芽細胞分化をもたらすNLRP3インフラマソームシグナル伝達の新しい活性化因子としてのNotch1を同定した。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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細胞生理一般 
引用文献 (36件):
  • Ogawa, R. Keloid and hypertrophic scars are the result of chronic inflammation in the reticular dermis. Int. J. Mol. Sci. 2017, 18, 606.
  • Berman, B.; Maderal, A.; Raphael, B. Keloids and Hypertrophic Scars: Pathophysiology, Classification, and Treatment. Dermatol. Surg. 2017, 43, S3-S18.
  • Kim, J.-E.; Lee, J.-H.; Jeong, K.H.; Kim, G.M.; Kang, H. Notch intracellular domain expression in various skin fibroproliferative diseases. Ann. Dermatol. 2014, 26, 332-337.
  • Syed, F.; Hernandez, R.M. Notch signaling pathway in keloid disease: Enhanced fibroblast activity in a Jagged-1 peptide-dependent manner in lesional vs. extralesional fibroblasts. Wound Repair Regen. 2012, 20, 688-706.
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