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J-GLOBAL ID：202102259929019402   整理番号：21A0062112

海底地すべりによる津波の将来想定手法の提案

A METHOD TO EVALUATE POSSIBLE FUTURE TSUNAMI CAUSED BY SUBMARINE LANDSLIDE.

著者 (6件)： 金戸俊道 (東京電カホールディングス株式会社) ,  山本和哉 (株式会社阪神コンサルタンツ) ,  木場正信 (株式会社エングローブコンサルタント) ,  木村達人 (東電設計株式会社) ,  西愛歩 (東電設計株式会社) ,  渡部靖憲 (北海道大学大学院工学研究院)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 76  号： 2  ページ： I_349-I_354(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 原子力発電所における海底地すべりによる津波の評価は,過去の海底地すべりの痕跡を復元することで評価を行っている.一方,将来発生し得る海底地すべりによる津波は,既往地すべりサイト以外の不安定斜面で発生する可能性もあり,従来の痕跡に基づく評価に加え,想定地すべり津波も評価対象とすべきである.本研究は,柏崎刈羽原子力発電所の半径100kmの範囲をモデルとして,海底地すべりパラメータの経験モデルを提案すると同時に,海底地すべり津波の発電所への影響の大きなエリアを特定し,3次元地盤安定解析と2層流モデルによる詳組な津波評価を行う効率的な海底地すべり津波の将来想定を行う手法を提案するものである.(著者抄録)

シソーラス用語： *原子力発電所 ,  立地条件 ,  海底地滑り ,  *津波 ,  評価 ,  *痕跡 ,  斜面 ,  *地滑り ,  三次元 ,  安定性解析 ,  層流 ,  モデル ,  提案 ,  斜面安定解析
準シソーラス用語： 過去 ,  将来 ,  不安定 ,  対象認識 ,  手法

著者キーワード (3件)： submarine landslide ,  3-dimensional slope stability analysis ,  two-layer shallow water model

分類 (7件)： 原子力発電  (NB03060Z) ,  波浪,潮流  (DC06040R) ,  地質構造・テクトニクス  (DE04030Y) ,  海洋地質学  (DE06000F) ,  流体波  (RC10013M) ,  層流,乱流,境界層  (RC10012V) ,  斜面安定,掘削変形  (RA03070L)

引用文献 (12件)：

• 1) 東京電カホールディングス株式会社:柏崎刈羽原子力発電所における津波評価について,pp. 59-80, 2017.12.22
• 2) Watts, P., Grilli, S. T., Tappin, D. R. and Fryer, G. J. : Tsunami Generation by Submarine Mass Failure. II: Predictive Equations and Case Studies, Journal of Waterway, Port, Coastal, and Ocean Engineering, pp. 298-310, 2005.
• 3) Moscardelli, L. and Wood, L. : Morphometry of Mass-Transport Deposits as a Predictive Tool, GSA Bulletin, Vol. 128, No. 1-2, pp. 47-80, 2015.
• 4) Hühnerbach, V., Masson, D. G. and partners of the COSTA-Project : Landslides in the North Atlantic and its adjacent seas: ananalysis of their morphology, setting and behaviour, Marine Geology, Vol. 213, pp. 343-362, 2004.
• 5) 松本智裕,橋和正,今村文彦,首藤伸夫:土石流による津波発生・伝播モデルの開発,海岸工学論文集,第45巻, pp. 346-350, 1998.

タイトルに関連する用語 (6件)： 海底地すべり ,  津波 ,  将来 ,  想定 ,  手法 ,  提案