抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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北極圏の春季におけるオゾン枯渇事象(ODE)は1980年代初期から頻繁に観察され,ODEと酸化窒素(NO_x)濃度の間のオゾン混合比間の相関はまだ不明である。本研究では,ODEにおけるNO_xのバックグラウンドレベルの役割を,49化学種と141関連反応を含む化学反応機構を実行するボックスモデルを用いて調べた。また,濃度感度解析を適用して,初期空気組成の各成分に対するODE中のオゾン混合比の依存性を発見した。シミュレーション結果は,NO_xバックグラウンドレベルの臨界値が存在し,オゾン減少率はNO_xの初期濃度に無関係であり,臨界値は本研究で約55ppt(ppt=part/trillion,1012mol/mol)であることが分かった。また,濃度感度解析は,NO_xの存在が,NO_xの初期量に依存して,オゾンの枯渇に2面の影響を持つことを示した。NO_xの低いバックグラウンドレベル(55ppt以下)で,初期NO_xの増加はオゾン枯渇を前進させる。反対に,高い初期NO_xレベル(55ppt以上)では,NO_xはODE中のオゾンの消費を遅らせた。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】