文献

J-GLOBAL ID：202102261183537378   整理番号：21A0473906

水力発電プロジェクトにおける不発弾除去について~ラオス・ナムニアップ1~

UNEXPLODED ORDINANCE CLEARANCE IN NAM NGIEP 1 HYDROPOWER PROJECT

著者 (4件)： 田中亮輔 (関西電力(株) 土木建築室) ,  冨岡健一 (元Nam Ngiep 1 Power Company) ,  中村和男 (関西電力(株) 水力事業本部水力エンジニアリングセンター) ,  筒井勝治 (関西電力(株) 水力事業本部 水力部)
資料名： 土木学会論文集 F5(土木技術者実践)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. F5 (Professional Practices in Civil Engineering) (Web))
巻： 76  号： 1  ページ： 113-123(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0255A  ISSN： 2185-6613  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ラオスでナムニアップ1水力発電所の建設を進めてきた.ラオスではインドシナ戦争時に,莫大な量の爆弾が投下され,その多くが今も不発弾として残され,現地住民が,不発弾の犠牲になることがしばしばある.また,大規模なダム建設や現地住民の移転を伴う水力発電プロジェクトでは,その建設工事を安全に進めるために,適切な不発弾の調査および除去が求められる.調査と除去の方法に関しては,ラオス政府機関が必要最低限の技術基準を定めているが,それ以外に建設契約や調査地点の特徴に応じた調査や除去の方法を設定する必要がある.本稿では,NNP1の建設工事をとおして実践した不発弾の調査と除去のプロセスについて論じ,ラオスにおける不発弾処理の実行可能な方法について提案する.(著者抄録)

シソーラス用語： *発展途上国 ,  発電所 ,  水力発電 ,  *爆弾 ,  *除去 ,  ラオス人民民主共和国 ,  建設工事
準シソーラス用語： 水力発電所 ,  *不発弾

著者キーワード (5件)： UXO ,  mine ,  cluster bombs ,  Vietnam war ,  hydropower

分類 (1件)： その他の災害,防災  (RA02040X)

引用文献 (31件)：

• 1) 上村三郎,濱田浩美:カンボジアとベトナムにおける地雷除去活動の現状と課題,千葉大学教育学部研究紀要,第53巻,pp. 389-403, 2005.
• 2) Diplomatic Conference for the Adoption of a Convention on Cluster Munitions : Convention on Cluster Munitions, pp. 1-18, 2008.
• 3) 中村直貴:クラスター弾に関する条約~クラスター弾の国際的規制への関与とその影響~,立法と調査,No. 291, pp. 8-15, 2009.
• 4) 独立行政法人国際協力機構ラオス事務所:ラオス人民民主共和国不発弾(UXO)分野に係る基礎情報収集・確認調査報告書,63pp., 2012.
• 5) 阿南鉄郎:ラオス経済の現状と見通し,公益財団法人国際通貨研究所ニュースレター,No. 27, 16pp., 2017.

タイトルに関連する用語 (3件)： 水力発電 ,  プロジェクト ,  不発弾