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J-GLOBAL ID:202102261608491700   整理番号:21A0999279

Shp2はβ-カテニンシグナリングの増強により肝癌幹細胞拡大を促進し,患者の化学療法応答を予測する【JST・京大機械翻訳】

Shp2 promotes liver cancer stem cell expansion by augmenting β-catenin signaling and predicts chemotherapeutic response of patients
著者 (22件):
資料名:
巻: 65  号:ページ: 1566-1580  発行年: 2017年 
JST資料番号: T0889A  ISSN: 0270-9139  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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Src相同2ドメイン含有ホスファターゼ2(Shp2)は胚および成体幹細胞の維持および自己再生において重要な役割を果たすことが報告されているが,癌幹細胞(CSC)におけるその役割は不明のままである。ここでは,患者からの化学療法抵抗性肝細胞癌(HCC)と再発HCCの両方でShp2の高い発現を観察した。Shp2の顕著な増加は,分化した上皮細胞接着分子陽性または分化133陽性肝臓CSCのクラスターと,患者からのCSCに富む肝細胞癌スフェロイドにおいて検出された。アップレギュレートされたShp2は,肝癌細胞の脱分化を促進し,肝臓CSCの自己再生を増強することにより,肝臓CSCの拡大を促進した。機構的に,Shp2は肝癌細胞のサイトゾルで細胞分裂サイクル73を脱リン酸化し,脱リン酸化細胞分裂サイクル73はβ-カテニンを結合し,β-カテニンの核移行を促進し,肝癌細胞の脱分化を促進した。Shp2は肝臓CSCにおけるグリコーゲンシンターゼキナーゼ3β仲介β-カテニン分解を阻害することによりβ-カテニン蓄積を増加させ,それにより肝臓CSCの自己再生を増強した。β-カテニンの遮断は,肝臓CSC割合の不一致およびShp2枯渇肝癌細胞と対照細胞の間の自己再生能を消失させ,さらにβ-カテニンがShp2促進肝臓CSC拡張に必要であることを確認した。より重要なことに,低いShp2レベルのHCC患者は,経カテーテル動脈化学塞栓療法またはソラフェニブ治療から恩恵を受けたが,高いShp2発現を有する患者は,個別化HCC治療におけるShp2の重要性を示さなかった。結論:Shp2は,β-カテニンシグナリングを増幅することによってHCC細胞脱分化と肝臓CSC拡張を促進し,化学療法に対する患者反応の予測に有用である可能性がある。(Hepatology 2017;65:1566~1580)。Copyright 2021 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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消化器の腫よう 

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