抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】アレルギー性喘息患者の末梢血単核球における微小RNA-138(miR-138)発現とTヘルパー1(Th1)/Tヘルパー細胞2(Th2)の平衡関係を調査する。【方法】アレルギー性喘息患者106人をアレルギー性喘息群(AAS)として選択し,他の患者100人を対照群とし,2群の末梢血単核細胞のmiR-138,Th1関連転写因子T-bet,およびT-betを蛍光定量的PCRにより検出した。Th2関連転写因子GATA3の発現レベル,Th1関連サイトカインインターロイキン-2(IL-2),インターフェロンγ(IFN-γ),およびTh2関連サイトカインインターロイキン4(IL-4)を,酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)によって検出した。インターロイキン10(IL-10)の含有量を測定した。結果AAS群の末梢血単核細胞のmiR-138発現レベルは対照群より明らかに高かった(P<0.05)。AAS群の患者の血清IL-2、IFN-γの含有量は対照群より明らかに低く(P<0.05)、IL-4とIL-10は対照群より明らかに高く(P<0.05)、AAS群のTh1/Th2比は対照群より明らかに低かった(P<0.05)。AAS群の末梢血単核細胞中の転写因子T-betmRNA発現レベルは対照群より明らかに低く(P<0.05)、AAS群の転写因子GATA3mRNAは対照群より明らかに高かった(P<0.05)。miR-138発現レベルはサイトカインIL-2,IFN-γと負の相関があり(r=-0.566,-0.616,P<0.05),サイトカインIL-4,IL-10と正の相関があった(r=0.518,0.506,P<0.05)。miR-138発現は,Th1関連転写因子T-betmRNAレベルと負に相関し(r=-0.497,P<0.05),Th2関連転写因子GATA3mRNAレベルと正の相関があった(r=0.653,P<0.05)。miR-138発現は,Th1/Th2と負の相関があった(r=-0.606,P<0.05)。結論:アレルギー性喘息患者の末梢血単核細胞のmiR-138発現レベルは上方制御され、おそらくTh1/Th2の調節を通じて関連サイトカインの発現に影響し、アレルギー性喘息患者の生体炎症状態に影響する。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】