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J-GLOBAL ID：202102263360131585   整理番号：21A0140045

マオウ属植物の栽培研究(第15報)Ephedra sinica Stapf種子の発芽に関する新知見

Studies of Cultivation of Ephedra Plants (part 15) New Findings on the Germination of Ephedra sinica Stapf Seeds

著者 (8件)： NI Si-Lan (東京農大 農) ,  井上穂香 (東京農大 農) ,  加藤由華 (東京農大 農) ,  金田あい (金沢大 大学院 医薬保健研究域薬学系 分子生薬学研究室) ,  野村行宏 (東京農大 農) ,  安藤広和 (金沢大 大学院 医薬保健研究域薬学系 分子生薬学研究室) ,  佐々木陽平 (金沢大 大学院 医薬保健研究域薬学系 分子生薬学研究室) ,  御影雅幸 (東京農大 農)
資料名： 薬用植物研究  (Japanese Journal of Medicinal Resources)
巻： 42  号： 2  ページ： 22-29  発行年： 2020年12月10日 
JST資料番号： F2095A  ISSN： 2434-7353  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Ephedra sinica Stapf種子の発芽に関する実験を種々行った結果,以下のことが明らかになった.種子は休眠せず,光発芽性の傾向を有する.発芽至適温度は20~25°Cである.毬果が膨らみ赤くなり始めれば採種可能である.毬果のまま播くよりも種子を取り出して播く方が発芽率が高い.市販培養土の種類によって発芽率が大きく異なる.茎頂につく毬果の種子よりも側枝につく毬果の種子の方が発芽率が高い.実験に供した中国産野生種子よりも栽培品から得た日本産種子の方が発芽率が高かった.日本産種子の発芽率は種子選別しないと約50%であったが,目視的に選別を行うと約80%になった.採集した花粉は冷蔵庫内で保管することにより1年間受粉能力を維持した.(著者抄録)

シソーラス用語： *マオウ属 ,  *発芽 ,  種子 ,  比率 ,  培養土 ,  花粉 ,  植物性生薬 ,  薬用植物
準シソーラス用語： *Ephedra sinica ,  種子発芽 ,  発芽率 ,  麻黄

分類 (1件)： 薬用植物  (FC03075M)

引用文献 (9件)：

• 前報: 御影雅幸, 井上穂香, 野村行宏, 倪斯然:マオウ属植物の栽培研究 (第14報) Ephedra sinica Stapf の株分け法に関する検討, 薬用植物研究, 41(2), 28-35 (2019).
• https://jpdb.nihs.go.jp/jp17/jp17-6.pdf マオウ:1916.
• 野村行宏, 佐々木陽平, 三宅克典, 御影雅幸: マオウ属植物の栽培研究 (第4報) 草質茎の挿し木法の検討(1) ,薬用植物研究, 37(1), 1-7(2015). 倪斯然, 佐々木陽平, 野村行宏, 月元洋輔, 金田あい, 安藤広和, 三宅克典, 御影雅幸: マオウ属植物の栽培研究 (第5報) 草質茎の挿し木法の検討(2), 薬用植物研究, 37(2), 1-8(2015). 倪斯然, 工藤喜福, 御影雅幸: マオウ属植物の栽培研究 (第10報) 草質茎の挿し木法の検討(3) 挿し穂の前処理が発根に及ぼす影響, 薬用植物研究, 39(1), 13-21 (2017).倪斯然, 工藤喜福, 安藤広和, 佐々木陽平, 御影雅幸: マオウ属植物の栽培研究 (第12報) 草質茎の挿し木法の検討(4)挿し木の適期に関する研究, 薬用植物研究, 40(1), 22-28(2018).
• 野村行宏, 佐々木陽平, 三宅克典, 御影雅幸: マオウ属植物の栽培研究 (第3報) シナマオウの株分け及び木質茎の挿し木による種苗生産の検討, 薬用植物研究, 35(2), 10-15(2013). 御影雅幸, 井上穂香, 野村行宏, 倪斯然:マオウ属植物の栽培研究(第14報)Ephedra sinica Stapf の株分け法に関する検討, 薬用植物研究, 41(2), 28-35(2019).
• 倪斯然, 佐々木陽平, 三宅克典, 蔡少青, 御影雅幸: マオウ属植物の栽培研究 (第6報) 中国内蒙古自治区のマオウ栽培地における現地調査報告, 薬用植物研究, 37(2), 9-17(2015).

タイトルに関連する用語 (7件)： マオウ属 ,  植物 ,  栽培 ,  研究 ,  Ephedra ,  種子 ,  発芽