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J-GLOBAL ID:202102264440047523   整理番号:21A0252479

短いガラス繊維複合材料のキャリア樹脂としてのポリ(プロピレン)系自動車バンパのリサイクル

Recycling of poly(propylene)-based car bumpers as carrier resin for short glass fiber composites
著者 (3件):
資料名:
巻: 23  号:ページ: 288-300  発行年: 2021年 
JST資料番号: U1388A  ISSN: 1438-4957  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,溶融加工による使用済みポリプロピレン自動車バンパー廃棄物(PP-CBW)と短ガラス繊維(SGF)からの複合材料の製造を研究した。繊維とマトリックスの間の界面接着を改善するために,2つのカップリング剤マレイン酸無水物グラフト化線状低密度ポリエチレン(LLDPE-g-MA)とRetainを調合プロセスの間に導入した。熱的,物理的および機械的特性に及ぼす,種々のSGF負荷,カップリング剤の種類,カップリング剤比に対するSGF,および短いガラス繊維長さの影響を,本研究で徹底的に調査した。示差走査熱量測定(DSC)分析は,SGF含量および長さを修飾した時,結晶化温度(Tc)および結晶化度(Xc)の有意な変化を示した。また,カップリング剤としてLLDPE-g-MAを用いた熱分析から,マトリックス内部に繊維を効果的に分配することによってSGFの核形成の役割が増大することが分かった。平均長さ(Lave)はSGF負荷の増加と共に減少することが分かった。一方,Lave値は,元のガラス繊維の長さに応じて増加し,SGF/LLDPE-g-Ma比が3:1の場合に比べて5:1の場合には,3:1となった。SGFの導入は曲げと引張特性を劇的に改善したが,衝撃特性を低下させた。SGF/LLDPE-g-MA比が3:1の場合,衝撃特性は改善された。しかし,曲げ弾性率は減少し,引張と曲げ強さには有意な効果は見られなかった。機械的結果はまた,LLDPE-g-MAが剛性と強度に関してRetainより良い相溶化剤であるが,Retain複合材料はLLDPE-g-MA複合材料より高い衝撃特性をもたらしたことを示した。繊維長が6から12mmに増大すると剛性は低下し,引張と曲げ強度の同じ傾向が観察され,高い繊維長では不十分な繊維分散と分布が達成された。走査電子顕微鏡(SEM)結果は,SGFsがPP-CBWマトリックスに均一に分布し,これらの2つの材料間に明確なボイドが現れず,良好な界面接着を示した。Copyright Springer Japan KK, part of Springer Nature 2020 Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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