抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】新生児ABO溶血症におけるオキシヘモグロビンの診断値を調査する。方法:患者をランダムに3群に分け、144例の満期新生児ABO溶血病患児を溶血群(A群)とし、同期160例の溶血を合併しない満期黄疸新生児を非溶血性黄疸群(B群)とし、同時に88例の満期健常新生児(C群)と比較した。3群間のオキシヘモグロビン、総ビリルビン、赤血球計数などの差異の有無を分析した。結果:溶血群患児のオキシヘモグロビンレベルは健常新生児より高く、両群の間に統計学的有意差があった(P<0.001)。同時に、溶血群の患児のオキシヘモグロビンレベルは非溶血性黄疸群より高く、両群の間に統計学的有意差があった(P<0.001)。オキシヘモグロビンは非溶血性黄疸群と健常新生児群の間に統計学的な差がなかった。ROC曲線が1.27%であったとき,新生児ABO溶血症の診断の感度と特異性は,それぞれ90%と70%であった(P<0.001)。総ビリルビンレベルは,溶血性群(r=0.83523,P<0.001)と正の相関があり,非溶血性黄疸(r=0.12571,P>0.05)とは相関がなかった。溶血群の患児の総ビリルビンレベルは非溶血性黄疸患児より低く、一方、オキシヘモグロビンレベルは非溶血性黄疸患児より高かった(P<0.001)。結論:オキシヘモグロビンは新生児ABO溶血症の診断に臨床的意義があり、同時に、オキシヘモグロビン検査は体内ビリルビン産生量の指標となり、黄疸の病因の鑑別、診断及び治療に役立つ。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】