抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的;ゴナドトロピン放出ホルモン(gonadotropin-releasinghormone,GnRH)及びその受容体(gonadotropin-releasinghormonereceptor)を研究する。乳癌におけるGnRHRの発現と臨床的意義を探る。方法;GnRH,GnRHR遺伝子発現データ,および臨床病理学的情報を,米国癌ゲノム地図(TCGA)データベースからダウンロードした乳癌患者から分析した。GnRHRと乳癌の臨床病理指標と予後との相関性がある。結果;乳癌組織におけるGnRH発現量は,正常乳房組織(0.42対1.27,P=0.000)より低く,年齢(U=134190.000,P=0.046),人種(χ2=30.030,P=0.000),および(P=0.000)であった。リンパ節状態(U=126697.000,P=0.003),ER(U=69435.000,P=0.000),PR(U=99978.000,P=0.000),HER2(U=53388)。P=0.000)相関は,年齢≦55歳,黒人またはアフリカ系アメリカ人,リンパ節陰性,ER陰性,PR陰性,HER2陰性者でGnRH発現量が高かった。生存分析はGnRH高発現群の総生存期間(overallsurvival,OS)が低発現群(P=0.018)より優れることを示した。乳癌組織におけるGnRHR発現は,正常乳房組織(0.08対0.07,P=0.778)と類似し,年齢(U=133325.000,P=0.031)および人種(χ2=16.829,P=0)と類似していた。年齢>55歳,ER(U=68438.000,P=0.000),PR(U=92714.500,P=0.000),HER2(U=66205.000,P=0.030)。白人、ER陽性、PR陽性、HER2陰性者のGnRHR発現量は比較的に高かった。GnRHR高発現群と低発現群の間にOSに有意差はなく(P=0.719)、亜群分析では、三陰性乳癌亜群にはGnRHR高発現群OSが低発現群(P=0.028)より優れることが分かった。非トリプルネガティブサブグループにおけるGnRHRはOSと相関しなかった(P=0.976)。結論:GnRH、GnRHR発現は乳癌の臨床病理指標と相関性があり、乳癌(特に三陰性乳癌)の予後と相関性がある。GnRH、GnRHRシグナル経路は癌抑制活性を有する可能性がある。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】