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J-GLOBAL ID：202102266130859982   整理番号：21A0139090

あのころ,いま,これからの下水道 曝気不要で汚泥を削減,発電も!?微生物燃料電池を使った下水処理とは

著者 (1件)： 吉田奈央子 (名古屋工大 大学院工学研究科)
資料名： 月刊下水道  (Journal of Sewerage, Monthly)
巻： 44  号： 1  ページ： 62-66  発行年： 2020年12月15日 
JST資料番号： Z0772A  ISSN： 0387-6926  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・微生物が有機物を酸化した際に放出される電子を電極に回収する装置である微生物燃料電池(MFC)を用いた下水処理技術を解説。
・嫌気処理と曝気処理での酸化還元反応の電位差と自由エネルギー変化の関係を説明し,曝気を行う下水処理と比べた曝気量の低減・汚泥発生量の低減・創電可能の利点を説明。
・MFCの課題として反応面が限定的・スケールアップが困難・導入価格が高い,の3点を挙げ,2019年に発表された深さ50cm以上スケールのMFCの特徴を解説。
・筆者らの研究の経緯を紹介し,現行のMFCを処理優先条件で運転し滞留時間12時間とすることで全体で55~78%の消費電力削減が見込める試算となったことを説明。

シソーラス用語： 燃料電池 ,  *下水処理 ,  減少 ,  *省エネルギー ,  電力消費 ,  *発電 ,  微生物 ,  エアレーション
準シソーラス用語： エネルギー削減 ,  *汚泥削減 ,  *曝気量低減 ,  非曝気 ,  *微生物燃料電池

分類 (1件)： 下水,廃水の物理的処理  (SC03040L)

タイトルに関連する用語 (6件)： 下水道 ,  曝気 ,  汚泥 ,  発電 ,  微生物燃料電池 ,  下水処理