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J-GLOBAL ID：202102266180467927   整理番号：21A2060631

嗜好性食品に対するアルコール摂取とオペラント応答に対するGLP-1類似体エキセンディン-4の脳部位特異的阻害作用【JST・京大機械翻訳】

Brain Site-Specific Inhibitory Effects of the GLP-1 Analogue Exendin-4 on Alcohol Intake and Operant Responding for Palatable Food

著者 (6件)： Colvin Kayla J. ,  Killen Henry S. ,  Kanter Maxwell J. ,  Halperin Maximilian C. ,  Engel Liv ,  Currie Paul J.
資料名： International Journal of Molecular Sciences (Web)  (International Journal of Molecular Sciences (Web))
巻： 21  号： 24  ページ： 9710  発行年： 2020年 
JST資料番号： U7038A  ISSN： 1422-0067  CODEN： IJMCFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 約14.4百万人のアメリカ人がアルコール使用障害(AUD)を経験し,薬物中毒を経験する人々の約2/3が再発し,新規で効果的な治療を開発する必要性を強調した。グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)は,中皮症報酬系に関与するペプチドホルモンであり,薬物報酬に対する推定阻害効果に関して興味あるペプチドとなっている。AUDと診断されたこれらの治療法をさらに開発するために,GLP-1受容体シグナル伝達とエタノール消費の間の相互作用を明らかにする必要がある。本研究では,GLP-1類似体,エキセンジン-4(Ex-4)のアルコール摂取とオペラントをスクロースペレットに変化させて,報酬の仲介におけるこの化合物の役割をさらに理解した。雄のSprague DawleyラットへのEx-4のさまざまな用量を直接投与した,脳の前脳および中脳領域を通して複数の部位を選択した。アルコール調査では,2ボトル選択間欠アクセスプロトコルを利用した。ラットの別々のグループにおいて,著者らは,触知可能食品に対する動機づけ応答に対するEx-4の影響を調べるために,オペラントパラダイムを採用した。結果は,GLP-1受容体シグナリングが,腹側被蓋領域(VTA),側坐核(NAcC)および殻(NAcS),背骨海馬(DMHipp)および側視床下部(LH)に注射した場合,自発的アルコール摂取を効果的に抑制し,これは脳報酬機構にリンクした全ての構造であることを示した。視床下部核(ARcN)と視床下部の傍室核(PVN)は,基底外側扁桃体(BLA)と同様に非反応性であった。しかし,ArcNとPVNへのEx-4処理は,ショ糖ペレットに対するオペラント応答を抑制した。実際,VTA,NAcC,NAcS,LH,およびDMHippは全てスクロース応答の同等の抑制を示した。全体として,著者らの知見は,これらの中心構造が,GLP-1受容体機構により媒介されるアルコールと食欲の動機を含む脳報酬回路に関与することを示唆する。したがって,GLP-1は,脳を通して複数のGLP-1系の活性化を介して付加的行動を修飾する際に重要な役割を果たす可能性がある。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 相互作用 ,  *食品 ,  動機づけ ,  *アルコール ,  ラット ,  海馬 ,  *飲酒 ,  *嗜好性 ,  ペプチドホルモン ,  食欲 ,  扁桃核 ,  側坐核 ,  *オペラント行動 ,  細胞情報伝達 ,  脂肪族アルコール

著者キーワード (7件)： 欲求行動 ,  エタノール ,  Exendin-4 ,  グルカゴン様ペプチド1 ,  中皮質辺縁系 ,  中脳辺縁系 ,  報酬

分類 (2件)： 生物学的機能  (EB03040U) ,  細胞膜の受容体  (EF04030C)

物質索引 (1件)： エタノール

引用文献 (68件)：

• Lipari, R.N.; Park-Lee, E. Key Substance Use and Mental Health Indicators in the United States: Results from the 2018 National Survey on Drug Use and Health; Substance Abuse and Mental Health Services Administration: Rockville, MD, USA, 2019.
• American Psychiatric Association. Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, 5th ed.; American Psychiatric Association: Washington, DC, USA, 2013.
• Nguyen, L.-C.; Durazzo, T.C.; Dwyer, C.L.; Rauch, A.A.; Humphreys, K.; Williams, L.M.; Padula, C.B. Predicting Relapse after Alcohol Use Disorder Treatment in a High-Risk Cohort: The Roles of Anhedonia and Smoking. J. Psychiatr. Res. 2020, 126, 1-7.
• Cannella, N.; Ubaldi, M.; Masi, A.; Bramucci, M.; Roberto, M.; Bifone, A.; Ciccocioppo, R. Building Better Strategies to Develop New Medications in Alcohol Use Disorder: Learning from Past Success and Failure to Shape a Brighter Future. Neurosci. Biobehav. Rev. 2019, 103, 384-398.
• Heilig, M.; Egli, M. Pharmacological Treatment of Alcohol Dependence: Target Symptoms and Target Mechanisms. Pharmacol. Ther. 2006, 111, 855-876.

タイトルに関連する用語 (10件)： 嗜好性 ,  食品 ,  アルコール摂取 ,  オペラント ,  応答 ,  GLP-1 ,  類似体 ,  エキセンディン-4 ,  脳 ,  阻害作用