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J-GLOBAL ID:202102267821325150   整理番号:21A1258523

デザイン教育におけるICTの活用と教育効果 新潟工科大学におけるパッケージデザイン演習を事例にして

Utilization of ICT and Educational Effect in Design Education: A Case Study of the Package Design Exercise at Niigata Institute of Technology
著者 (2件):
資料名:
号: 82  ページ: 86-93  発行年: 2021年03月15日 
JST資料番号: L7339A  ISSN: 1342-3061  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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抄録/ポイント
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ICTの実践や研究は各分野で盛んに行われているものの,ICTを活用したデザイン教育という視点に立った研究は,黎明期の段階にある。本稿は,筆者が取り組んだ,ICTを活用した工学系デザイン教育の実践を事例に挙げ,デザインの質を高めるためのICTを活用した教育方法を検討,教育効果を検証したものである。本稿では,1節でデザイン教育とICTの活用に関する研究の方向性,2節で研究の方法,3節で,デザイン授業の問題点とICT環境の工夫について,4節で,段階的にデザインスキルを高める演習課題(課題1)トレース,課題2)名刺のデザイン,課題3)パッケージデザイン)の3段回の課題設定の狙いについて,5節で,教育に活用したICT環境(e-portfolioとタブレットアプリ)の効果について,6節で,この授業で制作された作品の類型化,優秀な作品の課題1)から課題3)までのデザインスキルの変化と教育方法の関連性,7節で,デザイン教育とICT環境の効果の構造について論述している。段階的なデザインスキル向上の課題設定については,課題1)では,学生に取り組みやすい身近なもののトレースを行うことで,DTPソフトの特殊な操作の体得を促し,課題2)では,名刺のデザインにおいて,紙面全体のレイアウトに関する技術の体得,課題3)のパッケージデザインにおいて,デザインワークにおける基本的な流れ,デザインリサーチ,構想,スケッチ,デザインとして落とし込む,と言った一連の体得を目指した。ICT環境の整備については,70人規模の受講する学生のきめ細やかな作品チェック方法や,講評の手法,学生相互の作品確認など,学生の全体的なデザインスキルアップのためのICT活用のポイントをまとめている。また,多様な発想・着想のデザインが生まれていること,デザインスキルの変化として,デザインスキルの高い学生はもとより,スキルの低い学生でも段階的に技術を伸ばしている。ICT環境を活用したデザイン教育の枠組み,次のステップに向かわせるループとその要点にも言及している。結論として,デザイン教育において,特に受講者数の多い授業に関して,ICT環境を活用した教育が有効であること,また,学生作品のきめ細かな把握,学生相互の学びの機会の獲得,学生の主体性やモチベーションを高める効果があった。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
技術教育  ,  インテリアデザイン,家具  ,  食品包装 

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