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J-GLOBAL ID：202102270189929906   整理番号：21A0719699

ラット視床下部におけるネスファチン-1ニューロンのグルタミン酸作動性調節の免疫組織化学的証拠【JST・京大機械翻訳】

Immunohistochemical Evidence for Glutamatergic Regulation of Nesfatin-1 Neurons in the Rat Hypothalamus

著者 (4件)： Yurtseven Duygu Gok (Department of Histology and Embryology, Bursa Uludag University Institute of Health Science, Bursa 16240, Turkey) ,  Kocoglu Sema Serter (Department of Histology and Embryology, Balikesir University School of Medicine, Balikesir 10145, Turkey) ,  Minbay Zehra (Department of Histology and Embryology, Bursa Uludag University School of Medicine, Bursa 16240, Turkey) ,  Eyigor Ozhan (Department of Histology and Embryology, Bursa Uludag University School of Medicine, Bursa 16240, Turkey)
資料名： Brain Sciences (Web)  (Brain Sciences (Web))
巻： 10  号： 9  ページ： 630  発行年： 2020年 
JST資料番号： U7150A  ISSN： 2076-3425  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 食欲促進性ペプチドとして同定されたネスファチン-1は食物摂取を抑制することによりエネルギー代謝を調節する。ネスファチン-1合成ニューロンの大部分は,種々の視床下部核,特に視索上(SON),弓状(ARC)および傍心室核(PVN)に集中している。グルタミン酸作動性系がグルタミン酸受容体を介してネスファチン-1ニューロンを調節するという仮説を検証した。したがって,提案された研究の最初の目的は,c-Fos二重免疫組織化学的標識を用いて,ネスファチン-1ニューロンの活性化における異なるグルタミン酸作動薬の効果を調べることであった。実験群は,グルタミン酸アゴニストカイニン酸,アミノ-3-ヒドロキシ-5-メチル-4-イソオキサゾールプロピオン酸(AMPA)およびN-メチル-D-アスパラギン酸(NMDA)の腹腔内投与を受けた雄および雌ラットを含み,対照ラットは賦形剤を投与した。アゴニスト投与後のc-Fos発現ネスファチン-1ニューロン数の増加は,女性と男性被験者の両方で観察され,これらの効果のいくつかは性的二形性であった。さらに,特異的グルタミン酸拮抗薬6-シアノ-7-ニトロキノキサリン-2,3-ジオン(CNQX)またはジゾシルピン(MK-801)を3つのアゴニスト注射の各々前に処置すると,視索上,傍室および弓状核を含む視床下部核における活性化ネスファチン-1ニューロンの数における統計的に有意な減少が生じた。本研究の第2の目的は,二重免疫蛍光法を用いてネスファチン-1ニューロンにおけるグルタミン酸受容体サブユニット蛋白質の発現を測定することであった。結果は,ホモマーまたはヘテロマーの機能的受容体チャンネルを形成するグルタミン酸受容体サブユニットがネスファチン-1ニューロンで発現することを示した。結論として,この研究の結果は,ネスファチン-1ニューロンがニューロン活性化の形でグルタミン酸作動性シグナルに反応し,ネスファチン-1ニューロンにより合成されるグルタミン酸受容体がこれらのニューロンのグルタミン酸作動性調節に関与することを示唆する。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *ニューロン ,  ペプチド ,  エネルギー代謝 ,  蛍光抗体法 ,  腹腔内投与 ,  賦形剤 ,  *ラット ,  サブユニット ,  食欲 ,  弓状核 ,  グルタミン酸受容体 ,  *免疫組織化学 ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  ジカルボン酸 ,  第一アミン ,  窒素複素環化合物 ,  オレフィン化合物
準シソーラス用語： アゴニスト , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： グルタミン酸 ,  ネスファチン-1 ,  c-Fos ,  視床下部 ,  ラット

分類 (1件)： 中枢神経系  (EJ12030F)

物質索引 (2件)： グルタミン酸 ,  カイニン酸

引用文献 (50件)：

• Oh, S.; Shimizu, H.; Satoh, T. Identification of nesfatin-1 as a satiety molecule in the hypothalamus. Nature 2006, 443, 709-712.
• Garcia-Galiano, D.; Navarro, V.M.; Gaytan, F.; Tena-Sempere, M. Expanding roles of NUCB2/nesfatin-1 in neuroendocrine regulation. J. Mol. Endocrinol. 2010, 45, 281-290.
• Stengel, A.; Tache, Y. Nesfatin-1-Role as possible new potent regulator of food intake. Regul. Pept. 2010, 163, 18-23.
• Pan, W.H.; Hung, H.C.; Kastin, A.J. Nesfatin-1 crosses the blood brain barrier without saturation. Peptides 2007, 28, 2223-2228.
• Price, T.O.; Samson, W.K.; Niehoff, M.L.; Banks, W.A. Permeability of the blood-brain barrier to a novel satiety molecule nesfatin-1. Peptides 2007, 28, 2372-2381.

タイトルに関連する用語 (8件)： ラット ,  視床下部 ,  ネスファチン-1 ,  ニューロン ,  グルタミン酸 ,  調節 ,  免疫組織化学 ,  証拠