抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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HeartMate II(HMII)左室補助装置(LVAD)患者における心室頻拍/心室細動(VT/VF)の予後はよく解明されていない。したがって,この母集団における植込み型除細動器(ICD)の役割は,未定義のままである。方法:2008年6月8日から2012年4月2日までのMount Sinai医療センターでのHMIIの移植を受けている患者の医療記録をレビューした。LVAD後の各患者のVT/VFとICD状態を評価した。主要転帰は,全死因死亡率であった。生存に及ぼすVT/VFおよびICDの影響を,Kaplan-Meier法およびCox比例ハザードモデリングを用いて分析した。HMIIは,研究期間中に103人の患者に移植された(平均年齢56.5歳,81.6%の男性,41.8%の虚血,90.3%の移植への橋渡し)。サポートの平均長さは260.4日であった。20例(19.4%)の患者は死亡し,60例(58.3%)は移植に生存し,3例(2.9%)はHMII外植を,そして20例(19.4%)は研究の終わりに達し,追跡調査に失われた。VT/VFは34例(33%)で発症し,VT/VFエピソードの19.2%は症状,低血圧/減少LVADフローで17.2%,失神で3%,心停止で2%であった。LVAD後VT/VFは死亡率の増加と関連していなかった(HR0.41[0.13-1.28],p=0.125)。69人(67%)の患者は活性ICDを有し,34人(33%)はICDまたは不活化ICD後LVADを示さなかった。ICDの患者は,1年以上(91.3%対52.9%)のうっ血性心不全と診断され,HMIIインプラント(18.8%対44.1%)の時点でINTERMACS 1である可能性が低かった。適切なショックは28.8%で送達されたが,活性ICDの存在は生存率の改善と関連しなかった(HR 1.14[0.43~3.00],p=0.793)。VT/VFはHMII LVAD患者で一般的であり,かなりの数のエピソードが臨床的に重要である。しかし,HMII患者における随伴ICDは生存率の改善とは関連しない。Copyright 2021 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】