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J-GLOBAL ID：202102270602658924   整理番号：21A1499316

コンクリート中鋼材の腐食診断と防食・補修の現状と未来 2.鋼材腐食診断技術の現状とこれから 腐食生成物の環境依存性に着目した維持管理

著者 (4件)： 高谷哲 (京大 大学院) ,  左藤眞市 (大阪産技研) ,  塩見寛之 (京都技術サポートセ) ,  山本貴士 (京大 大学院)
資料名： コンクリート工学  (Concrete Journal)
巻： 59  号： 5  ページ： 398-403  発行年： 2021年05月01日 
JST資料番号： S0301A  ISSN： 0387-1061  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・金属腐食の可否は表面に形成する酸化物層の性質に依存することを示し,腐食生成物に与えるOH^-,CL^-,溶存酸素の影響について論述。
・様々な環境に置かれたコンクリート構造物ではどの様な腐食生成物が形成し,形成した腐食生成物層が腐食に対してどのように影響するかを解説。
・腐食速度は環境により大きく異なるため,補修では腐食生成物の環境依存性を考慮した優先順位が必要となることを論じ,そのためのスクリーニング手法を提案。

シソーラス用語： *腐食生成物 ,  *依存性 ,  *維持管理 ,  スクリーニング ,  腐食速度 ,  コンクリート構造物 ,  溶存酸素 ,  酸化物 ,  優先順位 ,  *環境依存性 ,  速度

分類 (2件)： 金属材料  (RA06044P) ,  モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (8件)：

• 1) 高谷 哲・奥野翔也・本田正和・川上圭司・左藤眞市・羽村陽平・山本貴士・宮川豊章:アルカリ環境下における鉄系腐食生成物の生成プロセスおよびコンクリート中における鉄筋の腐食環境,材料,Vol.66,No.8,pp.545~552,2017
• 2) Jambor, J. L., Dutrizac, J. E.:Occurrence and constitution of natural and synthetic ferrihydrite, a widespread iron oxyhydroxide, Chemical Reviews, 98, 2549-2585, 1998
• 3) 三沢俊平:鉄さびの現状と未解明点,防食技術,Vol.32,pp.657~667,1983
• 4) Tomashov, N. D.:Development of the electrochemical theory of metallic corrosion, Corrosion, 2(01), 7-14, 1964
• 5) Tomashov, N. D.:Theory of corrosion and protection of metals ; the science of corrosion, Macmillan, 1966

タイトルに関連する用語 (13件)： コンクリート ,  鋼材 ,  腐食診断 ,  防食 ,  補修 ,  現状 ,  未来 ,  鋼材腐食 ,  診断 ,  腐食生成物 ,  環境依存性 ,  着目 ,  維持管理