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J-GLOBAL ID：202102270958432067   整理番号：21A0062191

直立護岸における越波飛沫の発生過程に関する実験的研究

EXPERIMENTAL STUDY ON GENERATION PROCESS OF SPLASHES DUE TO WAVE RUN-UP AT A VERTICAL SEAWALL

著者 (6件)： 山城賢 (九州大学大学院 アジア防災研究センター) ,  山田翔喜 (九州大学大学院工学府海洋システム工学専攻) ,  古賀健太郎 (九州大学大学院工学府海洋システム工学専攻) ,  児玉充由 (九州大学 工学部技術部計測・分析技術室) ,  上久保祐志 (熊本高等専門学校 建築社会デザイン工学科) ,  横田雅紀 (九州産業大学 建築都市工学部都市デザイン工学科)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 76  号： 2  ページ： I_847-I_852(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,海岸構造物での越波にともない発生する飛沫(越波飛沫)の発生過程を解明することを目的に,断面2次元造波風洞水路を用いた可視化実験を行った.水路内に直立護岸の模型を設置し,不規則波と風を同時に作用させて,不規則波中の特定の個別波による越波飛沫の発生状況を可視化して高速度カメラで撮影した.対象とした波は不規則波中の打上げ高と越波量が異なる4つの個別波で,それぞれ風速が異なる3ケースについて計測した.撮影した画像から,打ち上がった水塊が風によって膜のように広がり,最終的に破裂して小さな飛沫が多数発生すること,打上げ高が高く風速が大きいほど,多数の微小な飛沫が発生し広い範囲に飛散することなど,越波飛沫の発生過程に関する多くの知見を得た.(著者抄録)

シソーラス用語： 垂直 ,  *護岸 ,  *越波 ,  *飛沫 ,  水路 ,  *風洞試験 ,  不規則波 ,  風荷重 ,  高速度カメラ ,  風速 ,  波高 ,  水塊 ,  粒径

著者キーワード (5件)： wave-overtopping ,  splash ,  vertical seawall ,  model experiment ,  image analysis

分類 (1件)： 海岸工学  (RC13000X)

引用文献 (8件)：

• 1) 渡部靖憲, 石崎真一郎 : Flip-through型越波飛沫のサイズスペクトル,海岸工学論文集,第55巻,pp. 76-80, 2008.
• 2) 渡部靖憲, 石崎真一郎 : 越波ジェットのフィンガー化と飛沫への分裂過程,土木学会論文集 B2(海岸工学), Vol. 65, No. 1, pp. 11-15, 2009.
• 3) 武田将英,魚住健治,重松孝昌,津田宗男,羽渕貴士,網野貴彦 : 鉛直壁の波作用時に発生する飛沫特性に関する基礎的研究,土木学会論文集 B3(海洋開発), Vol. 67, No. 2, pp. I_673-I_678, 2011.
• 4) 武田将英,魚住健治,重松孝昌,津田宗男,羽渕貴士,網野貴彦 : 鉛直壁に波が衝突した時の飛沫の発生条件に関する基礎的研究,土木学会論文集 B2(海岸工学), Vol. 67, No. 2, pp. I_701-I_705, 2011.
• 5) 武田将英,川瀬恭平,重松孝昌,津田宗男,羽渕貴士,網野貴彦 : 鉛直壁に波が衝突したときの飛沫の発生過程モデルの可能性,土木学会論文集 B2(海岸工学), Vol. 70, No. 2, pp. I_946-I_950, 2014.

タイトルに関連する用語 (4件)： 越波 ,  飛沫 ,  過程 ,  実験的研究