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J-GLOBAL ID:202102272749176694   整理番号:21A1148348

Toxoplasma gondii由来分子の粘膜適用によるアレルギー性肺疾患の減少:炭水化物の役割の可能性【JST・京大機械翻訳】

Reduction of Allergic Lung Disease by Mucosal Application of Toxoplasma gondii-Derived Molecules: Possible Role of Carbohydrates
著者 (9件):
資料名:
巻: 11  ページ: 612766  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7074A  ISSN: 1664-3224  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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背景:衛生仮説は,アレルギー疾患のような寄生虫感染と免疫障害の間の関連を示唆する。著者らは以前に,Toxoplasma gondiiによる感染および予防におけるT.gondiiのタキゾイト溶解物抗原(TLA)の全身適用が,マウスにおけるアレルギー性気道炎症を防止することを示した。ここでは,粘膜経路を介したTLAの予防および治療応用の影響を検討した。方法:マウスは,感作前,ii)感作とチャレンジの間,またはオボアルブミン(OVA)による感作の後,TLAで鼻腔内に処置された。肺への炎症細胞の動員,再刺激肺および脾臓細胞培養におけるサイトカインレベルならびに血清中のOVA特異的抗体のレベルを測定した。平行して,感作脾細胞に及ぼす天然TLA,熱不活性化(hiTLA)または脱グリコシル化TLA(dgTLA)の影響をex vivoで評価した。結果:全身感作および局所チャレンジまたはii)局所チャレンジ中にOVA iと共に適用した場合,TLAは,アレルギー性対照と比較し,肺への好酸球の浸潤,再刺激肺細胞培養におけるOVA特異的2型サイトカインおよび再刺激脾臓細胞培養における部分的に2型サイトカインの浸潤を減少させた。TLAを感作開始前に適用した場合,有益な効果は観察されなかった。TLA上のエピトープ糖の分析は,マンノース,フコース,N-アセチルグルコサミン,およびN-アセチルガラクトサミンの高い豊度を示した。TLAの脱グリコシル化は,熱不活性化ではなく,in vivoで2型応答を低下させるTLAの潜在力を消失させ,免疫調節における炭水化物の重要な役割を示唆した。結論:著者らは,TLAの粘膜適用がマウスにおける実験的アレルギーの発症を減少させることを示した。有益な効果は,感作の時間点に関連した適用のタイミングに依存した。天然TLAによる感作/アレルギー動物における同時適用だけでなく治療も局所アレルギー反応を減少させた。さらに,TLAは高度にグリコシル化され,複合糖質は抗アレルギー作用において役割を果たすようである。要約すると,TLAが示す強力な調節効果を考えると,その作用の正確な機構を理解することは,臨床応用における新規免疫調節剤の開発につながる可能性がある。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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免疫性疾患・アレルギー性疾患一般 
引用文献 (71件):
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