抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・自然公園法(自公法)に国立公園法(国公法)は換わったが,これまでの改定は根幹的変更がなく,制度付加型で,特に利用施策では機能不全状態であるのが実情。
・自公法で実施された改正でもこの付加型が多く,本稿は利用計画制度に焦点を当て,生じている不都合と想定が実現できていないことを指摘し,制度改善の方向性を提示。
・自然公園使用施策の変遷と制度変更実績を調査したところ,21回の変更において実質的な変更は7回。
・利用調整地区,集団施設地区,利用のための規制,公園事業の費用負担における変更はいずれも付加型の変更であり,国公法時代とほとんど同一。
・利用計画の問題点をビジョン,法的機能等4項目に要約。
・保護規制計画とは異なりあるべき姿が存在するという前提を捨て,利用計画が可塑的な性質を持つことの理解を深めたうえで自公法の改善を進めるべきで,その方向性を7項に要約。