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J-GLOBAL ID：202102273543182057   整理番号：21A0428638

電柱本数・移動距離のトレードオフと無電柱化の効果測定

Effect of Electric-pole Removal Projects with Trade-off between Electric-pole’s Number and Trip Distance

著者 (4件)： 渡司悠人 (アクサ生命保険) ,  長谷川大輔 (東大 生産技研) ,  鈴木勉 (筑波大 システム情報系) ,  大澤義明 (筑波大 システム情報系)
資料名： GIS-理論と応用  (Theory and Applications of GIS)
巻： 28  号： 2  ページ： 79-88  発行年： 2020年12月31日 
JST資料番号： L3915A  ISSN： 1340-5381  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本は,ほとんどの道路沿いに電柱があり災害が発生しやすい国である。台風,竜巻および地震などの自然災害は,電柱を倒壊させ,道路を閉鎖する。緊急輸送道路では無電柱化が推進されているが,災害が発生した場合,輸送の確保には電柱を避ける経路選択が必要である。本研究では,回帰モデルを用いて日本の茨城県における電柱の位置を特性化し,地理的空間におけるパレート最適経路を導いた。さらに,茨城県の電柱位置データを用いて緊急輸送道路における無電柱化の効果を評価した。最後に,放射環状都市の簡単なモデルを用いて最短距離経路と電柱数最小経路で生成されたトレードオフ曲線の基本機能を調査した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *自然災害 ,  敷設工事 ,  *電柱 ,  緊急対策 ,  道路網 ,  トレードオフ ,  特性曲線 ,  *経路選定 ,  最短路問題 ,  経路 ,  助成 ,  構造最適化 ,  茨城県 ,  都市モデル ,  環状道路
準シソーラス用語： Pareto最適化 ,  緊急輸送道路 ,  最短経路 ,  災害支援 ,  無電柱化

分類 (2件)： 電力線路要素・工事  (NB05020V) ,  災害・防災一般  (RA02010Q)

引用文献 (11件)：

• 菴木嶺・大澤義明 (2010). 都市内道路における日向経路と日陰経路. 「都市計画論文集」, 45(3), 595-600.
• 家田仁・上西周子・猪股隆行・鈴木忠徳 (1997). 阪神・淡路大震災における「街路閉塞現象」に着目した街路網の機能的障害とその影響. 「土木学会論文集」, 576(IV-37), 69-82.
• 石田眞二・亀山修一・奈良照一・宮坂純平 (2011). 無電柱化整備による道路のシークエンス景観の効果計測に関する研究. 「土木学会論文集D1(景観・デザイン)」, 67(1), 1-10.
• 切田元・大澤義明 (2009). 沿道から湖面への俯瞰景観に関する多目的評価分析. 「都市計画論文集」, 44(3), 433-438.
• 国土交通省 (2018). 無電柱化推進計画. (最終アクセス日2019年12月25日).

タイトルに関連する用語 (4件)： 電柱 ,  移動距離 ,  トレードオフ ,  無電柱化