文献

J-GLOBAL ID：202102274755923943   整理番号：21A0569286

補体と癌-機能不全関係?【JST・京大機械翻訳】

Complement and Cancer-A Dysfunctional Relationship?

著者 (3件)： Thurman Joshua M. ,  Laskowski Jennifer ,  Nemenoff Raphael A.
資料名： Antibodies (Web)  (Antibodies (Web))
巻： 9  号： 4  ページ： 61  発行年： 2020年 
JST資料番号： U7133A  ISSN： 2073-4468  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 補体系が形質転換細胞を同定および除去するのを助けることは長い間信じられてきたが,補体活性化は発癌に寄与し,腫瘍が免疫除去を逃れるのを助けることができる。補体は様々なタイプの癌においていくつかの異なる機構によって活性化され,補体活性化断片は癌細胞および腫瘍微小環境を通して複数の異なる下流作用を有する。このように,腫瘍生物学における補体活性化の役割は,異なる型の癌と単一腫瘍内の時間の間で変化する可能性がある。しかし,複数の異なる前臨床モデルにおいて,補体活性化は免疫抑制性骨髄細胞を腫瘍微小環境に動員することが示されている。これらの細胞は抗腫瘍T細胞免疫を抑制し,腫瘍を増殖させる。広範な前臨床研究に基づき,治療的補体阻害剤は免疫療法の新しいクラスとして大きな有望性を保持する。腫瘍生物学における補体の役割のより大きな理解は,この治療から恩恵を受け,他の癌治療と補体阻害剤を合理的に組み合わせる,これらの患者を同定する能力を改善する。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *補体 ,  腫瘍 ,  腫瘍細胞 ,  発癌 ,  免疫抑制 ,  機能障害 ,  免疫療法 ,  骨髄細胞 ,  補体活性化
準シソーラス用語： 癌治療 ,  補体阻害剤 ,  腫瘍内微小環境 ,  T細胞免疫 ,  癌生物学 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 補体 ,  癌 ,  免疫 ,  骨髄細胞 ,  治療学

分類 (4件)： 基礎腫よう学一般  (GE02010R) ,  腫よう免疫  (ED03040A) ,  抗原・抗体・補体の生化学  (ED04020L) ,  腫ようの免疫療法  (GE03035B)

引用文献 (109件)：

• Markiewski, M.M.; DeAngelis, R.A.; Benencia, F.; Ricklin-Lichtsteiner, S.K.; Koutoulaki, A.; Gerard, C.; Coukos, G.; Lambris, J.D. Modulation of the antitumor immune response by complement. Nat. Immunol. 2008, 9, 1225-1235.
• Hanahan, D.; Weinberg, R.A. The hallmarks of cancer. Cell 2000, 100, 57-70.
• Hanahan, D.; Weinberg, R.A. Hallmarks of cancer: The next generation. Cell 2011, 144, 646-674.
• De Martel, C.; Franceschi, S. Infections and cancer: Established associations and new hypotheses. Crit. Rev. Oncol./Hematol. 2009, 70, 183-194.
• Karin, M. Nuclear factor-kappaB in cancer development and progression. Nature 2006, 441, 431-436.

タイトルに関連する用語 (3件)： 補体 ,  癌 ,  機能不全