抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:脂肝丸による痰濁うっ血結型非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)による患者の肝機能と血中脂質レベルへの影響を検討する。方法:60例の痰濁鬱結型NAFLD患者に対し、治療方式の違いにより、西洋薬群及び漢方薬群に分け、各30例とした。西洋薬群はスタチン系降血脂薬で治療し、漢方薬群は脂肝丸治療を行った。2群の治療前後の肝機能指標[アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)、アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)、グルタミルトランスペプチダーゼ(G-GT)]、血中脂質指標[総コレステロール(CHO)、トリグリセリド(TG)、低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C)を比較した。高密度リポ蛋白質コレステロール(HDL-C),ボディマスインデックス(BMI)および肝弾性脂肪値を測定した。結果:治療前に、両群のAST、ALT、G-GTを比較すると、統計学的有意差がなかった(P>0.05)。治療後、漢方薬群患者のAST(56.74±10.42)U/L、ALT(74.61±7.54)U/L、G-GT(86.68±8.24)U/Lはいずれも西洋薬群(69.36±13.21)、(85.24±12.)より低かった。47,(101.36±8.96)U/L(P<0.05)。治療前に、両群のCHO、TG、LDL-C、HDL-Cを比較すると、統計学的有意差がなかった(P>0.05)。治療後、漢方薬群患者のCHO、TG、LDL-Cはいずれも西洋薬群より低く、HDL-Cは西洋薬群より高く、統計学的有意差が認められた(P<0.05)。治療前、両群のBMI、肝弾性脂肪値を比較すると、統計学的有意差がなかった(P>0.05)。治療後、漢方薬群患者のBMI(27.10±2.39)kg/m2、肝弾性脂肪値(10.63±1.82)kPaはいずれも西洋薬群(28.84±2.87)kg/m2、(11.85±2.04)kPaより低かった。統計的有意差が認められた(P<0.05)。結論:痰濁鬱結型NAFLD患者の経脂肝丸治療後、患者の肝機能を有効に改善でき、血中脂質レベルを調節し、効果は良好であり、応用に値する。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】