抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】神経障害性疼痛(NP)ラットの末梢血の神経伝達物質とTリンパ球サブセットに及ぼす1,8-シネオールの効果を調査する。方法:50匹のSDラットをランダムに低、中、高投与量、NP群、偽手術(Sham)群に分け、Sham群以外の各群にNPモデルを構築した。投与量1,8-シネオール溶液,NP群,およびSham群を,それぞれ,7日間,同量の生理食塩水を胃内投与した。投与前、投与1、3、7日後の各群のラット足反射機械刺激閾値(MWT)を検査・測定した。神経伝達物質ドーパミン(DA),ノルアドレナリン(NA)および5-ヒドロキシトリプタミン(HT)を,7日後に比較した。CD3+,CD4+,CD8+,CD4+/CD8+の変化をフローサイトメトリー(FCM)で測定した。血清サイトカインのインターロイキン(IL)-2と腫瘍壊死因子(TNF)-αレベルを測定した。結果:投与前のSham群のMWT値はNP群、低、中、高投与量群より明らかに高く(P<0.05)、NP群、低、中、高投与量群の間に有意差が認められなかった(P>0.05)。投与後各群のMWT値の比較は高から低次までであった。Sham群,高用量群,中用量群,低用量群,NP群,2群間に有意差があった(P<0.05)。低、中、高投与量のMWT値は時間の延長に伴い明らかに上昇傾向を呈し(P<0.05)、NP群は時間の延長に伴い顕著に低下し(P<0.05)、Sham群は時間の延長に伴い顕著な変化がなかった(P>0.05)。Tリンパ球サブセットのCD3+,CD4+/CD8+,および血清サイトカインのIL-2レベルは,7日間の投与後に,それぞれ,高から低へ,そして,3つの群の末梢血Tリンパ球サブセットのCD3+,CD4+/CD8+,およびIL-2の水準は,以下の通りであった。Sham群,高用量群,中用量群,低用量群,NP群の2群間に有意差があった(P<0.05)。投与7日後、各群の血清神経伝達物質NE、DA、5-HTレベル、末梢血Tリンパ細胞亜群CD8+、血清TNF-αレベルの比較は、高から低順に以下のとおりである。NP群,低用量群,中用量群,高用量群,Sham群,2群間に有意差があった(P<0.05)。【結語】1,8-シネオールは,NPラットの神経因性疼痛を有意に軽減し,その内,200mg/kgは,モノアミン神経伝達物質の放出を抑制し,T細胞サブセットの不均衡を調整し,生体の免疫機能を改善する可能性がある。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】