抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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学生が保育者として巣立つ前の不安を調査した小松ら(2009)の研究結果では,最も高い不安を抱いているのが「保護者との関係」であることが示されている。これまで保育士のストレス研究・メンタルヘルス研究が盛んに行われてきた(村田,1996;重田,2007など)が,その中でも特にバーンアウトの視点が必要と考えられる。そういったなかで,日々の保育において保育者と子どもとが織りなすユーモアは,大きな役割を担う。両者が互いのユーモアを楽しみながら展開する遊びや生活は,実感としての「楽しさ」があり,意欲に溢れるものである。子どもと子育てを取り巻く状況,保育者と保護者を取り巻く状況が厳しくなりつつある現代だからこそ,保育者が持つユーモアは大切な専門性の一つである。よって本研究では,保護者支援に際してレジリエンス及び対人ストレスユーモアコーピングが,どの程度効果があるのを検証することを目的とする。(著者抄録)