抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文では,香川高等専門学校における「小型人工衛星キット【HEPTA-Sat】」を用いた「システム開発訓練」の実験内容を報告する。HEPTA-Satは,日本大学が開発した小型衛星トレーニングキットである。EPS,CDH,通信の3つの主要なサブシステムが装備されており,3Dプリントされた構造とセンシング要素によってサポートされている。学生は,サブシステムユニットでの動作検証とシステム全体を組み合わせた統合テストを実行できる。具体的には,この訓練では,学生は3つのタスクを実行する。1つ目は「各サブシステムの動作検証」である。2つ目は「システム全体の動作検証」である。そして最後は「ミッションの設計と実施」である。学生は,「各サブシステムの仕組み」や「サブシステムを衛星に統合する方法」などの実験を通じてシステム開発を学ぶことができる。また,高度な課題であるミッション設計では,「衛星を作ったらどうする?」と実際に考えてミッションを設計することも可能である。学生が実際の状況を考慮してミッションを設計することは良い研究である。それらのことはレポートで評価した。2つの点を考慮した。1.実験は体系的に行われ,実験で得られた結果を説明したか? 2.彼らは適切なミッションを設定したか? 著者が準備したアンケートを用いて,この実験の効果を評価した。(翻訳著者抄録)