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J-GLOBAL ID：202102278823915695   整理番号：21A1665905

軽元素安定同位体比による食品や化成品の起源推定

Stable Isotope Analysis for Tracing the Origin of Food, Plastics and Fibers

著者 (1件)： 鈴木彌生子 (農業・食品産業技術総合研究機構 基盤技術研究本部 高度分析研究セ)
資料名： 科学と工業  (Science and Industry)
巻： 95  号： 6  ページ： 186-192  発行年： 2021年06月20日 
JST資料番号： F0106A  ISSN： 0368-5918  CODEN： KKGOAG  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 軽元素の安定同位体比は,その生物が育ってきた環境要因を反映することから,表示が正しいかどうかといった食品表示の信頼性を評価する技術として注目されている。2017年9月1日より,新たな加工食品の原料原産地表示制度が施行され,国内で製造または加工されたすべての加工食品に対して,原料原産地表示が義務付けられた。約4年半の経過措置を経て2022年4月1日から完全施行となることから,生鮮品のみならず加工食品についても産地判別技術の開発が求められる。本稿では,軽元素の安定同位体比分析を用いた食品の原料原産地判別技術としての現状と課題について概説する。また,軽元素の安定同位体比の可能性として,バイオマスプラスチックや繊維といった化成品の起源推定についても概説する。(著者抄録)

シソーラス用語： 元素 ,  同位体存在比 ,  安定同位体 ,  プラスチック ,  食品 ,  証明 ,  生鮮食品 ,  *鑑別 ,  *品質表示 ,  製品 ,  評価
準シソーラス用語： 軽元素 ,  安定同位体比 ,  バイオマスプラスチック ,  加工食品 ,  原産地証明 ,  原産地 ,  *産地判別 ,  *食品表示 ,  化成品 ,  信頼性評価 ,  環境要因

分類 (2件)： 食品の検査・取締り  (FJ01054G) ,  材料試験一般  (HB01000R)

引用文献 (17件)：

• 消費者庁:食品表示法等(法令及び一元化情報), ( https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_labeling_act/ )(2021年4月4日現在).
• 和田英太郎,日本生態学会誌,59,259(2009).
• 佐藤里恵,鈴木彌生子,Res. Org. Geochem.,26, 21 (2010).
• 鈴木彌生子,佐藤里恵,Res. Org. Geochem.,26, 31 (2010).
• R. Park, S. Epstein, Plant Physiol., 36, 133 (1961).

タイトルに関連する用語 (6件)： 軽元素 ,  安定同位体比 ,  食品 ,  化成品 ,  起源 ,  推定