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J-GLOBAL ID：202102278826465167   整理番号：21A2061051

ウアバインは癌細胞におけるギャップ結合細胞間コミュニケーションを促進する【JST・京大機械翻訳】

Ouabain Promotes Gap Junctional Intercellular Communication in Cancer Cells

著者 (5件)： Serrano-Rubi Mauricio ,  Jimenez Lidia ,  Martinez-Rendon Jacqueline ,  Cereijido Marcelino ,  Ponce Arturo
資料名： International Journal of Molecular Sciences (Web)  (International Journal of Molecular Sciences (Web))
巻： 22  号： 1  ページ： 358  発行年： 2020年 
JST資料番号： U7038A  ISSN： 1422-0067  CODEN： IJMCFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ギャップ結合は隣接細胞間のコミュニケーションを可能にする分子構造である。ギャップ結合細胞間コミュニケーション(GJIC)は,正常対照物と比較して癌細胞で異常に減少していることが示されている。心臓でのその治療特性で広く知られている植物由来物質であるウアバインは,いくつかのタイプの癌において役割を果たすことが示されているが,その作用機序はまだ完全には理解されていない。著者らは以前に,ウアバインが上皮細胞(MDCK)におけるGJICを増強することを示してきたので,ここではウアバインが,セルビコ-子宮(CasKi,SiHaおよびHela),乳房(MDA-MB-321およびMCF7),肺(A549),結腸(SW480)および膵臓(HPAF-II)を含む様々な癌細胞株においてGJICに影響を及ぼすかどうかを調べた。この目的のために,著者らは,ウアバイン(0.1,1,10,50および500nM)による処理の有無で,細胞の単層におけるGJICを測定し,比較するために,色素移動アッセイを実施した。ウアバインは,異なる感受性にも関わらず,これら癌細胞系全てでGJICの統計的に有意な増強を誘導することを見出した。さらに,新しいヌクレオチドまたは蛋白質サブユニットの合成は必要でなく,Csrc,ErK1/2およびROCK-Rhoはシグナル伝達機構を仲介することを示した。これらの結果は,ウアバインが癌にどのように影響するかを説明するのに寄与するかもしれない。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 分子構造 ,  コミュニケーション ,  心臓 ,  結腸 ,  色素 ,  子宮 ,  *腫瘍細胞 ,  ヌクレオチド ,  乳房 ,  サブユニット ,  *ギャップ結合 ,  上皮細胞 ,  A549細胞 ,  ステロイド ,  ラクトン ,  配糖体 ,  ピラノシド ,  脂環式アルコール ,  ポリオール ,  ラムノシド
準シソーラス用語： 腫瘍細胞株 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (3件)： ギャップ結合 ,  ウー ,  癌

分類 (2件)： 腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

物質索引 (1件)： ウアバイン

引用文献 (91件)：

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• Haustein, K.O. Therapeutic range of cardiac glycosides. In Cardiac Glycoside Receptors and Positive Inotropy; Erdmann, E., Ed.; Steinkopff: Heidelberg, Germany, 1984.
• Hamlyn, J.M.; Lu, Z.R.; Manunta, P.; Ludens, J.H.; Kimura, K.; Shah, J.R.; Laredo, J.; Hamilton, J.P.; Hamilton, M.J.; Hamilton, B.P. Observations on the nature, biosynthesis, secretion and significance of endogenous ouabain. Clin. Exp. Hypertens. 1998, 20, 523-533.
• Hamlyn, J.M. Natriuretic hormones, endogenous ouabain, and related sodium transport inhibitors. Front. Endocrinol. 2014, 5, 199.
• Schoner, W.; Bauer, N.; Müller-Ehmsen, J.; Krämer, U.; Hambarchian, N.; Schwinger, R.; Moeller, H.; Kost, H.; Weitkamp, C.; Schweitzer, T.; et al. Ouabain as a mammalian hormone. Ann. N. Y. Acad. Sci. 2003, 986, 678-684.

タイトルに関連する用語 (4件)： ウアバイン ,  癌細胞 ,  ギャップ結合細胞間コミュニケーション ,  促進