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J-GLOBAL ID:202102278915042516   整理番号:21A1359701

ERKおよびp38シグナル伝達経路を介したB16F10メラノーマ細胞におけるメラニン形成に対するピノスチルベン水和物の阻害効果【JST・京大機械翻訳】

Inhibitory Effects of Pinostilbene Hydrate on Melanogenesis in B16F10 Melanoma Cells via ERK and p38 Signaling Pathways
著者 (2件):
資料名:
巻: 21  号: 13  ページ: 4732  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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メラニンは有害な紫外線(UV)放射から皮膚を保護する。しかし,過剰に産生すると,黒色腫,斑,レンチゴ,およびブロットのような色素沈着障害を引き起こすことがある。本研究では,メラニン形成に対するピノスチルベン水和物(PH)の影響を調べた。また,B16F10細胞におけるメラニン産生に対するPHの根底にある機構を検討した。本知見は,PHが細胞毒性を引き起こすことなく,細胞におけるメラニン含量と細胞チロシナーゼ活性を有意に阻害することを示した。さらに,ウェスタンブロット分析は,PHが,チロシナーゼ関連蛋白質1(TRP-1)およびチロシナーゼ関連蛋白質-2(TRP-2)のような,小眼球症関連転写因子(MITF),チロシナーゼおよび他のメラニン形成酵素の蛋白質レベルをダウンレギュレートすることを示した。PHは細胞外シグナル調節キナーゼ(ERK)のリン酸化を活性化したが,p38マイトジェン活性化蛋白質キナーゼ(p38)を阻害した。さらに,PHによるチロシナーゼ活性の阻害はPD98059(特異的ERK阻害剤)処理により減弱した。さらに,p-AKTはPH処理によってアップレギュレートされた。最後に,メラニン含量とチロシナーゼ活性に対するPHの阻害効果を正常ヒトメラニン細胞で確認した。これら結果は,PHがMITF発現の阻害を介しメラニン形成をダウンレギュレートし,MAPKアーゼシグナリング経路が続くことを示す。したがって,PHは色素沈着障害を治療または予防するために,また皮膚白化のための機能的化粧品において使用される可能性がある。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
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化粧品  ,  皮膚の基礎医学  ,  生薬の薬理の基礎研究 
引用文献 (41件):
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